アフリカンランプアイはカダヤシ目カダヤシ科ポロパンチャックス属に分類されますが、一時期はよく体格が似ていることからメダカの一種として紹介されることが度々ありました。
もともとアフリカンランプアイとメダカはメダカ目に分類されていましたが、メダカ科(メダカ、Oryzias latipes)がダツ目に移動になったため正式呼称がカダヤシ目に変更されています。
カダヤシ目の『カダヤシ』の名前の由来は成魚がボウフラなどの蚊の幼虫を捕食することから「蚊を根絶やしにする→蚊を絶やす→カダヤシ」と呼ばれることとなったようです。
カダヤシの仲間では名前の通り『カダヤシ』や『グッピー』『ソードテイル』等が有名です。
アフリカンランプアイの飼育
アフリカンランプアイの飼育にとって適正な環境は、水温が23℃~27℃の間で一定に保つのが好ましいです。
基本的にアフリカ大陸が原産なので、水温が低いと活動が低下し体調を崩してしまします。
熱帯魚と言っても極端な高温には弱いので前述の温度帯でキープできるよう夏は冷房、冬はヒーターなどの暖坊対策を怠ってはいけません。
臆病な性格のため隠れ場所がないとストレスを感じてしまうため、水草や流木などを設置しておくのも有効です。
水草やオブジェを設置するのはアフリカンランプアイの隠れ家を提供するだけでなく、水槽内の景観も良くするため一石二鳥ですね。
アフリカンランプアイに適した水質は?
アフリカンランプアイは比較的新しい水を好むと言われており、Ph値は6.5~7位あれば問題ありません。
もともとアフリカンランプアイは水質にデリケートになる必要はない熱帯魚で、一度水槽の水に慣れてしまえば体調を崩すことはありません。
目安ですが1週間に多くても3回、水槽の4分の1程度換水を行うと良いでしょう。
アフリカンランプアイに水流は必要?
アフリカンランプアイの原産である西アフリカ大陸ナイジェリア、カメルーンに流れる全長4.148kmのニジェール川下流域に広く分布しています。
下流域なので比較的川の流れは緩やかであることから、急流は好まないと考えられますので、ろ過装置(フィルター)排出口の水量には注意が必要です。
フィルターは水流を発生させるだけでなく、浄化によって水槽内の環境を清潔に保つ役割があるため是非とも設置したい装置です。
まとめ
アフリカンランプアイは一般的な熱帯魚の中では丈夫な方に分類されますが、きれいで健康な体の維持や寿命などを考慮すると、水質、温度、水流などに個体にとって最善と思われる最適値が存在します。
飼育者はそれらを一つづつ最良な値に近づけアフリカンランプアイにとってより良い環境作りをしていかなければなりませんね。