カネヒラを飼育するにあたって必要な情報をまとめてみたいと思います。
カネヒラの生態は?
カネヒラは琵琶湖・本来濃尾平野以西の本州から九州北部に分布します。
水深が浅い湖岸に生息していて、そこは水流が穏やかで、行動範囲も広いです。
タナゴ科の中では大型に属し、全体としてヒレが著しく大きく見えます。
1対に口ひげがあります。
移植によって関東地方には霞ケ浦に移入されました。
9~11月にかけて産卵をおこない「秋型卵型」のタナゴで貝の中で越冬した稚魚は春にでてきて、夏の間に急成長して秋には成熟します。
全長は14cmを超え、オスの婚姻色が非常に美しいことから観賞魚としても人気があります。
成魚は植物性の雑色性で、主に緑藻や水草を好んで食べます。
オスとメスの見分け方ですが、繁殖になるとオスは体色は青緑色になり、瀬と腹のひれが非常に綺麗でクリアーなピンク色になります。
そしてオスの方がメスよりやや大きめです。
メスは産卵管があり太くて短いですが、産卵期にはながくなりますし、腹がふくらむので明らかにわかります。
カネヒラは病気に強く飼育しやすいので、初心者に向いています。
カネヒラは酸欠に弱いので、飼育するにはそれなりの器具が必要になります。
カネヒラは貝に卵を産み付け5日から1週間で孵化します。
産み付ける二枚貝の飼育が難しいので魚の繁殖も難しいといわれています。
まとめ
カネヒラはタナゴ科の中では大きい魚です。
琵琶湖、濃尾平野以西の本州から九州北部に分布します。
水深が浅い湖岸に生息しタナゴ科の中では大きいです。
移植によって関東地方に生息するようになりました。
9~11月繁殖期に入り産卵をします。
この時オスは婚姻色になります。
エラの部分と背、ハラのひれは明らかなピンク色になり、青緑になります。
このオスの婚姻色が見事に美しいことから観賞用として飼育している人もいるほどです。
カネヒラの餌は水草、藻などです。
カネヒラは病気にも強いので初心者に向いている魚です。
カネヒラを飼育するにはこのような生態を知った上でよく飼育しましょう。