オトシンクルスは水槽の掃除係として活躍する魚ですが、コケを食べているその可愛らしさからオトシンクルスだけを飼っている方も多いですよね。
基本的にオトシンクルスは繁殖が難しいとされていますが、その中でもオトシンクルスネグロは繁殖された例もあるので初心者の人でも繁殖が簡単にできるといわれています。
そこで、今回は、オトシンクルスの繁殖方法についてまとめました。
繁殖するならオトシンクルスネグロ
オトシンクルスでも繁殖の事例が圧倒的に多いのは、オトシンクルスネグロです。
なので、繁殖に挑戦するならオトシンクルスネグロにしましょう。
オトシンクルスネグロも繁殖が簡単なわけではないですが、他のオトシンクルスよりも繁殖させやすいです。
オトシンクルスの繁殖方法
まず、オトシンクルスネグロのオスとメスを同じ水槽でペアで飼育します。
一緒に水槽に入れれば、あとはスムーズに産卵までいくはずです。
オスとメスの見分け方は、お腹の大きさで見分けます。
オトシンクルスネグロのメスは、産卵ができる状態になるとお腹がふっくらとしてくるのでわかります。
一方、オスの方は、お腹が小さくスッキリしています。
オトシンクルスは、水草や水槽のガラス面に産卵するので、メスのオトシンクルスのお腹が小さくなったら卵がないか水草やガラス面を確認してみましょう。
孵化したら稚魚を隔離
オトシンクルスが産卵するとおよそ3日ほどで孵化します。
卵が孵化したら稚魚は他の水槽に隔離します。
水槽は1L~2Lぐらいの水がはいる大きさのものにします。
ヨーサックがなくなったら餌を与える
他の水槽に稚魚を移してヨーサックがなくなってきたら餌を与えます。
ヨーサックがなくなってすぐの時にはインフゾリアを。
5日ほど経って少し大きくなったらブラインシュリンプを与えます。
稚魚のうちは、ガラス面に張り付いてばかりで餌を食べないこともありますが、2日~3日もすれば泳げるようになるので餌を食べてくれるはずです。
水換え時の水温と水質
まだ体の弱い稚魚は、水質や水温の変化で命を落とすので水換えするときには注意が必要です。
水換えは、水を少しずつ足しながら水温や水質が急激に変わらないようにします。
不安な方は、ティッシュを丸めながら紐のような状態にして、片方を足したい水につけて、もう片方を水槽につけるようにして入れ換えしてみてください。
まとめ
では、この記事のポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 繁殖するならオトシンクルスネグロ
- メスはお腹が膨らんでいる
- 水槽やガラス面に産卵
- 孵化したら別の水槽に隔離
- ヨーサックがなくなったらインフゾリアで5日ほど経過したらブラインシュリンプを与える
- 急激に水質や水温を変化させない
稚魚がうまく育ったら感動しますよ。あとは家族一緒に泳がせてあげましょう。