グッピーは健康な状態ならば、生後約3ヶ月~4ヶ月で妊娠可能になり、妊娠期間は約25日間ですが、1度出産をしたら約1か月後にはまた妊娠可能になります。

妊娠しているメスや、産まれたての稚魚を他の熱帯魚や親魚から分ける必要があります。

同じ水槽でも育つ可能性はありますが、成魚になる数は大分減ってしまうでしょう。

一匹でも多く繁殖に成功させるには、どうしたらよいのでしょうか。

グッピー 産卵箱 必要 タイミング

妊娠しているメスのグッピーに産卵箱は必要?

妊娠したメスを無事に出産させるには、他の熱帯魚やオスのグッピーから守る必要があります。

オスのグッピーは妊娠しているメスを追いかけまわすことがあり、それが原因で出産に失敗することもあるからです。

無事に出産させるには、出産間近のメスを別の水槽に分ける必要がありますが、スペースなどの理由で水槽を用意できないのであれば、産卵箱などを用意してください。

他の熱帯魚から守るということであれば、産まれた稚魚も産卵箱に分ける必要があります。

産まれてすぐの稚魚を他の熱帯魚と一緒にすると、餌と間違われ食べられてしまう可能性があるからです。

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妊娠したグッピーのメスと産まれた稚魚を産卵箱に分けるタイミングは?

妊娠したメスを産卵箱に分けるタイミングにも気をつける必要があります。

産卵箱は水槽よりも小さいため、メスは狭い空間で窮屈な思いをし、出産に失敗をする可能性があります。

無事に出産に成功させるには、メスを産卵箱に入れておくのは短期間で、長くても3日が限度でしょう。

分けるタイミングはメスのお腹が非常に大きく張った状態になり、お腹の中が黒く目立ってきたら、分けたほうがよいでしょう。

ただ黒くならないこともありますので、飼い主がメスの変化を日々の観察で注意深く見守ることが大切になります。

ただしこのように注意をしていても、メスを産卵箱に分ける前に稚魚が産まれたのなら、すぐに稚魚を産卵箱に分けてください。

産卵箱でメスが無事出産してもそれで安心ではなく、メスはすぐに水槽に戻し、産卵箱の中で泳ぐのは稚魚だけにしてください。

産んだ親魚のメスであっても、稚魚を餌と間違えて食べてしまうことがあるからです。

まとめ

繁殖させるのならば一匹でも多く育って欲しいものですよね。

妊娠したメスや稚魚は産卵箱に分けてあげることで、繁殖の成功率はぐんと上がります。

最初は少なかったグッピーを繁殖によって少しずつ増やしていければ、飼育の楽しみも増えますね。

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