ヨシノボリは、アジアの淡水に生息し、「ハゼ亜目ハゼ科ヨシノボリ属」に分類される魚の総称であり、簡単に言うと、ハゼの仲間です。
とても身近な魚で、日本全国の空気や水が澄んでいる田舎の川や田んぼから、コンクリートに囲まれたの空気のお世辞にもキレイだと言えない都会を流れる川まで、どこでも見ることの出来る川魚です。
その為、川遊びをしたり、釣りをしたりすると、比較的簡単に捕まえる事が出来ます。
誰でもこの魚を見ると、一度は飼ってみようかな思ったことがあると思います。
それくらいヨシノボリの顔は愛嬌があってかわいい顔をしています。
美人じゃないけどなぜか人気のあるブサカワのクラスメイトみたいな存在です。
このヨシノボリを家に持ち帰って飼うと、いったいどれ位生きていてくれるのでしょうか。
ご説明いたします。
ヨシノボリの飼育と平均寿命
ヨシノボリを飼う為の飼育環境は、キチンと温度管理を必要とする熱帯魚のようなデリケートな管理はあまり必要としませんので、もし、金魚やメダカの飼育キットなどがあれば、それで十分事足ります。
ヨシノボリの大きさは5cm~10cmです。
種類によって大きさが違うので大きさに見合った水槽に入れ、水草、石等で環境を整えれば完成です。
上手に飼育できれば、どのような種類のヨシノボリでも平均寿命3~4年間でしょう。
ただし、縄張り意識が非常に高く、また攻撃性が強いので、何匹も一緒に飼ってしまうと、ヒレを攻撃して傷つけてしまり弱ってしまったり、縄張りを守ろうと闘っているうちに水槽から飛び出してしまったりします。
その為、川で沢山捕まえたとしても、家に持ち帰って飼うのは単独が好ましいと言えます。
それでも、数匹飼いたい場合は、十分な広さと、水槽に蓋をする事を忘れないで下さい。
不慮の事故で命を落とさない環境を整えてあげるのも、家に持ち帰ってきて飼うという責任です。
まとめ
全長10cmにもなるハゼの仲間、ヨシノボリですが、名前の由来は、腹びれが吸盤状になっている為、水辺にある葦(ヨシ)に上ると考えれたのが語源とされています。
ヨシノボリは生命力も強く、比較的簡単に育てる事が出来ます。
寿命は3~4年と言われますが、環境を整えてやれば、もっと長生きさせる事が出来るでしょう。
大変失礼な話ですが、美人は3日で飽きるという人もいます。
けして美人とは言えない顔のヨシノボリですが、昔から日本人に愛されています。
もしかしたら、仕事から帰ってきて、疲れた心を癒やしてくれるのは、愛嬌があって見ていていつまでも飽きる事のない、ヨシノボリなのかも知れませんね。