アロワナは色鮮やかで見ていて楽しいですが、長く飼っていると病気や不自然な点に目がいきますよね。
大切に飼っているアロワナの頭に穴ができてしまった!
とつぜんのそんな出来事にびっくりしてしまう方も多いはずです。
頭に穴と聞くとなにか深刻なイメージが浮かびますが 、これは穴あき病といってアロワナによくある病気のひとつです。
原因を知り対策をたてれば治療につながるので 、どういう病気なのかきちんと理解しておきましょう。
アロワナの頭に穴があいてしまった!どうすればいいの?
穴あき病はエロモナス病の一種で、淡水に存在するエロモナス菌が体内に侵入し感染する病気です。
鞭毛をもたない非運動性のエロモナス菌に感染することで引き起こされます。
健康な個体が感染することはあまりなく、水槽の濾過装置や水質管理が不十分なことが主な原因にあたります。
発症するとお腹や背びれ、頭にぽつぽつと穴があいたような症状が見られるようになります。
はじめは充血による赤い点が散らばるだけですが、進行すると鱗がはがれて穴が大きくなり、内部の皮膚組織が丸出しになります。
穴の浸食が進むと最悪手遅れになることもあるので、初期症状の段階ですばやく治療することが大切です。
効果が期待できるのはグリーンFゴールドリキッドやパラザンD、エルバージュエースなどの薬剤を使うことです。
鱗がはがれる状態は自力で体の塩分と水分調整をおこなうことが難しいことを示しているので、この場合塩水欲をさせてあげるのがいいでしょう。
何より水槽内をキレイに保つことが大事なので、水は頻繁に変えるようにすることがおすすめです。
まとめ
アロワナの穴あき病について原因と治療法を解説しました。
エロモナス菌への感染が原因で、水槽内の不十分な状態が原因の一つであると考えられます。
しっかりと原因を探り、 薬剤投入や環境改善をおこなえば問題ない病気ですが、放っておくと手遅れになることもあるので注意が必要です。
早めの治療を心がけてあげましょう!