熱帯魚のダトニオは虎のような模様からタイガーフィッシュと呼ばれていますが、その中でもシャムタイガーと特別に呼ばれる種類がいます。
ダトニオといったいどこが違うのでしょうか。
シャムタイガーとダトニオの違いは?
シャムタイガーは本ダトニオと言われている「プルケール」の一種ですが、ダトニオの中でもかなり特別な存在です。
シャムタイガーのシャムとは、現在のタイの以前の国名です。
ですからタイのダトニオということになります。
ではなぜ特別なのでしょう?
タイ産のダトニオは体も大きく肉厚で立派な体型であるのが気に入られて、乱獲されてしまいました。
そのせいで絶滅の危機を案じたタイ政府が輸出禁止にしたのです。
ですから、シャムタイガーが国外に出まわることはなくなってしまったということになります。
輸出禁止でも、なぜか出回るのが謎なところですが、いづれにしても数が激減し手に入りにくくなったことに違いありません。
ということで、シャムタイガーの希少価値は跳ね上がったということになります。
ここでシャムタイガーだけが特別な存在になったのです。
産地以外の見た目の違いはあるのかというと、シャムタイガーは背びれにバンド模様がないといわれています。
しかし、絶対にないという確証はないというのが本当のところのようですね。
希少価値があって、確かな違いがないとなると当然偽物で出てきやすくなりますよね。
体格が立派なプルケールとなると、シャムタイガーといってもよくわからないわけで、実際のところ普通に質のいい見た目の綺麗なタトニオのことをシャムタイガーと呼んだりもしているようですから。
本ダトニオのことをシャムタイガーと言っている場合もあります。
本ダトニオ自体が国内に入ってくることが少なくなって、めずらしいものになっているということもありますので。
まとめ
シャムタイガーとダトニオの明確な違いというのは、産地がわからない場合区別はつかないに等しいのではないでしょうか。
いづれにしても飼育の仕方も同じのダトニオにかわりないので。