ミドリフグが怪我をしてしまう瞬間は、意外と多いものです。
レイアウトのものにぶつかってしまったり、複数飼いをしていて気性があわない、もしくはミドリフグの匹数と水槽の大きさが見合わず縄張り争いの結果、体に丸い口の痕やヒレに怪我を負ってしまったなど様々なものがありますね。
今回はミドリフグが怪我をしてしまった場合の治療方法についてご紹介します。
ミドリフグの怪我の治療
ヒレあたりの欠けはよくあるかと思いますが、ヒレの場合「尾腐れ病」か「普通の怪我」かどうかを見極める必要があります。
怪我の場合はスパっと裂けるように切れていることに対し、尾腐れ病の場合は溶けたような傷口であるということを目安に見極めてみてください。
ミドリフグの怪我の治療に関して、キズ薬のような特効薬はないのだそうです。
ですので、複数で飼っているのであればこれ以上傷が増えないように隔離をし、怪我自体は自然治癒という形になるそうですよ。
ただし、水中の雑菌が多い場合などは傷口から菌が入りそこから尾腐れ病などの病気になる恐れもありますので、殺菌灯などで菌を除去するという方法もあるそうです。
あとは、海水により塩分濃度をゆっくり下げることで怪我の治癒をはかるという方法も有効であるそうです。
自然界で過ごす魚は塩分濃度がずっと一定ではないですよね。
場所により濃い・薄いがあり、調子の悪い時には本能で随時移動をしています。
その点、水槽で飼われているミドリフグは塩分濃度がどこも一定ということになってしまうため、人工的に塩分濃度を下げるということなのであるそうですよ。
水を足して塩分濃度を下げることで浸透圧の調節をし、ミドリフグの体への無駄な負担を減らすことで自己治癒力を高めることに繋がるのだそうです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はミドリフグが怪我をしてしまった場合の治療方法についてまとめてみました。
ミドリフグが怪我をしたときの特効薬は特になく、傷口から菌が入ることを抑える方法や浸透圧の調節が有効だということがわかりました。
傷ついた姿はできるだけ見たくありませんが、ふとした時に傷は負ってしまうものですよね。
早く傷がよくなり、元気に泳ぐ姿を見せてくれますように!