カクレクマノミから稚魚が産まれた後に浮かんでくるのが、「同じペアから、また産卵する事はできるのか」という疑問です。
産卵に成功しても、その後うまく稚魚に育たないこともあるので、これからもまだ繁殖させたいと次の産卵を期待する方もいると思います。
それでは、カクレクマノミの産卵の時期はいつ頃くるのでしょか。
そして、産卵の周期や頻度はどのくらいなのでしょうか。
カクレクマノミの産卵の時期はいつ?
実は“必ず産卵をする”という決まった時期はありませんが、魚が成熟していて環境が整えば、産卵時期に入ります。
メスの腹部が膨らんで、肛門のあたりに産卵管という白い突起物が見られるようになり、同様にオスの肛門付近からも精輸管が出てきますので、このような光景が見られると産卵は近いと考えられます。
また、綺麗な水や栄養価の高い餌を与えたり、もといた海に近い環境をつくったりすることで産卵しやすい状態となります。
決まった時期に産卵の準備を合わせていくというよりは、産卵しやすい環境を整えることで、時期をつくることができる可能性があるようです。
カクレクマノミの産卵の周期はどれくらい?
カクレクマノミは、何度も産卵することができる魚です。
産卵の周期については、個体差もあり一定していないようですが、前の卵が孵化した数日後にまた産卵をすることもあれば、2〜3週間後くらいに産卵することもあるようです。
それぞれの魚の栄養状態や産卵の経験などにもよりますますので、気長に待ちましょう。
カクレクマノミの産卵の頻度は?
これもまた、頻度は決まっていないようです。
住んでいる環境や体調などにもよりますが、1年で10回以上産卵を行うことも多いようです。
カクレクマノミの寿命自体が、おおよそ5年から10年くらいであることを考えても、生涯でかなりの回数産卵をする可能性があります。
まとめ
周期や頻度については、個体差によるものが大きいのではっきりとはわかりませんが、何度も産卵をする魚であることがお分かりいただけたと思います。
毎回、産卵が成功するわけではないので、生き残る稚魚は多くはないと思いますが、上手に育てることで沢山のカクレクマノミを飼育することができます。
それぞれの魚の状態を見ながら、産卵のしやすい環境を整えてあげましょう。