エロモナス病という病気を知っていますか?
プレコに限らず、熱帯魚を飼育していたり熱帯魚について調べたりしていると、エロモナス病という字はほぼ確実に目にするでしょう。
それくらい、熱帯魚たちにはメジャーな病気です。
ではすぐ治るのかといえば、そうでもないのですが…。
人間は病気になったら病院に行けば良いですが、熱帯魚たちはそうはいきません。
飼い主がしっかり治療をしてあげないと、治るものも治りません。
そのうえで、治るかどうかは熱帯魚たちの体力、治癒能力次第です。
メジャーだからといって軽視してはいけないのです。
少し話がそれましたが、今回はエロモナス病について解説していきます。
プレコの病気「エロモナス」って?
エロモナス病とは、その名のとおりエロモナス菌に感染することで起こる病気です。
このエロモナス菌は水槽の水に常にいる、常在菌というものです。
普段プレコたちが元気なときは、常在菌であるエロモナスに影響されることはほぼありません。
ですが、怪我をしていたり、水が汚れているなどで弱っていると、エロモナス菌が悪さをするのです。
ではエロモナス病の症状はというと、多岐に渡ります。
それぞれの症状が○○病と呼ばれているので紹介します。
- 松かさ病:腹部が膨れ上がって、鱗が立ってしまう症状です。
- ポップアイ:眼球突出とも言いますが、そのとおり眼球が飛び出したようになる症状です。
- 赤斑病:初期はエラや体表が白くなり、症状が進むと、体がだんだん赤く変色してまだらになっていきます。重症になると、表皮が剥がれ落ちたりもするようです。
- 穴あき病:体の一部分が赤く充血して、だんだんその赤が広がっていき、鱗が剥がれ、肉が露出までしてしまう症状です。
プレコの病気「エロモナス」の治療法は?
様々な症状が現れるエロモナスですが、どうしたら治療できるのでしょうか。
基本は、やはり薬浴です。
グリーンFゴールド、観賞魚用パラザンDなどが有効なので、これらを使って薬浴してあげましょう。
また、塩浴も効果があると言われています。
浸透圧をプレコに合わせるため、水の塩分濃度が0.5%になるように調整して泳がせましょう。
浸透圧を調整してやることで、プレコの体にかかる負荷を減らしてあげるのが目的です。
まとめ
参考になりましたか?
エロモナスの症状は多様ですが、治せない病気ではありません。
きちんと対処して、治せる環境を作ってあげましょう。