エンゼルフィッシュの病気の一つで腹水病というのがあります。
これはエンゼルフィッシュがかかってしまうポピュラーな病気の一つなので原因、対策、治療法をしらべておきましょう。
エンゼルフィッシュの腹水病の症状と治療法
腹水病は原因が特定されていませんが、ほぼ、運動性エロモナス菌による腹水病が多いです。
またエロモナス菌が原因で発病した場合は部位によって病名が違ってきます。
鱗の下に病原菌が入ると、「松かさ病」、筋肉に病原菌が入り魚体の色が白くなっていく「穴あき病」目の下に病原菌が入り目が飛び出したように見える「ポップアイ」等です。
これらを総称してエロモナス病と呼ぶこともあります。
腹水病は抱卵と間違えてしまうこともあるのでよく観察しましょう。
これらの病気を起こす原因の多くは、水草を抜いて砂の中の汚れが水中に出てしまった後、ろ過装置を中途半端に掃除してしまった後、底砂の掃除を中途半端にしてしまった後、などの2~3週間後に発症します。
通常、底砂やろ過装置にはろ過バクテリアがコロニーを作り病原菌等をコロニーの中に閉じ込めている状態で安定しています。
しかし、底砂の中途半端な掃除や、ろ過装置の中途半端な掃除はろ過バクテリアによる病原菌の封印を解除してしまいエンゼルフィッシュに取り付いてしまうのです。
治療法としては水質改善をして、腹水病(エロモナス病)にかかったエンゼルフィッシュは隔離します。
そして、グリーンFゴールドや、バラザンDなどの市販薬を使い薬浴を行います。
塩水浴は0.5%で完治するまで行います。
塩水浴とバラザンDの併用も効果的だそうです。
ココア浴という方法がありますが、これは科学的な根拠はないようです。
ココア浴で治療したい方は自己責任でお願いいたします。
まとめ
腹水病はほぼほぼ、エロモナス病が原因だとわかりました。
エロモナス病を防ぐには水槽の中途半端な掃除をしないということです。
水槽の掃除をするなということではありません。
水槽の掃除をするなら徹底的にしなさいということですね。
水槽を上手に管理して、エンゼルフィッシュの健康を保ちましょう。