エンゼルフィッシュは初心者でも飼いやすく、また繁殖も比較的簡単であるところから非常に人気の熱帯魚です。
見た目も美しく、水槽に混泳させて楽しむ方もいるようです。
稚魚から育てると愛着も大きいですよね。
今回は、エンゼルフィッシュの卵にカビがはえてしまった時の原因や対策についてお話します。
エンゼルフィッシュの卵にカビが!原因や対策は?
エンゼルフィッシュは、オスとメスを混泳させておくと、産卵時期に自然と交配し、卵を産みます。
一度に200個以上の卵を産みます。
エンゼルフィッシュは自分の産んだ卵の面倒をよく見る魚で、卵の周りの水が汚れないよう、ヒレを使って綺麗な水を送る習性があります。
ですので卵はつねに綺麗な状態になりますが、1日もすれば白くなってカビが生えているのを見つけることがあると思います。
これは、実は無精卵なのです。
無精卵には生命活動がないためカビが生えやすく、親は無精卵を食べて取り除きます。
ですので、エンゼルフィッシュの卵を親と隔離して育てている場合、無精卵が取り除かれずに、カビが生えてしまうことがあるのです。
カビの生えた無精卵は、有精卵も汚してしまう恐れがありますので、できれば親魚と一緒の水槽に置いてあげるといいでしょう。
また、水槽内の水が汚れていると、エンゼルフィッシュがいくらヒレで新しい水を送っても意味がありませんので、卵に強い水流をあてないように気をつけながら、水換えを行ってください。
エンゼルフィッシュは本来有精卵をわざと食べる習性はありませんが、ストレスを感じた時や驚いた時などに謝って有精卵を食べてしまうおそれがあります。
できれば飼い主は必要以上に近づきすぎず、また別の魚と混泳させている場合は、卵を育てる時期は、エンゼルフィッシュ以外は別の水槽に移してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回はエンゼルフィッシュの卵のカビについてお話しました。
親がカビの生えるおそれのある無精卵を自分で取り除くとは驚きですね。
エンゼルフィッシュが自分の卵を食べていても、それは理由あってのことなのでそっと見守りましょう。
しかし、有精卵まで食べてしまうようでは、環境を見直す必要があるかもしれません。