良い水質を保持しなければいけないプレコを飼う場合、ベアタンクが適していると言われます。
ベアタンクとは床に砂などを引かないむき出し状態の水槽のことをいいますが、プレコに適しているのは何故なのでしょうか？
メリットとデメリットをふまえて検証してみましょう。
プレコの飼育にはベアタンクが最適？
ベアタンクのメリットは何より手入れがしやすいです。
プレコは糞の多い魚です。
その糞が水槽の底にたまり水質悪化の原因になります。
糞やごみなど底にたまった汚れを取り除く際、砂などが引いてあると見えないし掃除がしにくい。
底に砂がないと、汚れやごみが一目瞭然で手入れがしやすいということになります。
糞などを吸引するフィッシュレットなども使いやすいということですね。
プレコは大きさもさまざまです。
大きなプレコになると体を動かす際に砂が巻き上げられたりする場合も多く、そのたびに糞や食べ残しの餌などが舞い上がってかきまぜられてしまいます。
当然水は汚れますよね。
水質管理が大事な魚の場合、ベアタンクで飼うことは基本となります。
デメリットは何でしょうか。
底に砂がないということは当然水草なども入れられませんね。
水草は水の浄化作用があり苔などの繁殖を減らしてくれます。
また砂自体もろ過作用を持っているため、水質保持には効力を発揮するアイテムなのですね。
生物ろ過装置でもあるバクテリアがベアタンクでは繁殖しないというのもあります。
それがないということは、必然的に水の汚れの進み具合は早くなるということ。
自然がそなえ持っているろ過の役割が何一つ作用されることがないというのがデメリットになってしまうということです。
まとめ
本来自然界に生きているものを水槽で飼うのは、それだけ手間もかかり大変ですが、ちゃんと管理をして快適な環境を作ってやれば魚は元気に楽しませてくれます。
水質は魚が生きていくうえで最も重要なものの1つ。
ベアタンクはそれを助けてくれる手段の1つといえますね。
