日本の昔からある風景、メダカが泳いでいてエビもいる、そんな環境に憧れてビオトープ水槽を自宅に作る人も増えてきていますよね。

実際メダカもエビも私たちにとってとても身近な存在ですが、果たしてメダカとエビは一緒に飼えるのでしょうか?

エビの中でも、今回はミナミヌマエビという種類とのメダカの混泳について、調べてみました。

ミナミヌマエビ メダカ 襲う 混泳

ミナミヌマエビはメダカを襲うの?

ミナミヌマエビに限らず、小エビは基本的には生きて泳いでいる魚を自分から積極的に襲う事はないと言われています。

夏場の水温が異常に上がってしまった状況で、体がフラフラで少しおかしくなっている時にはこの限りではないそうですが。

ミナミヌマエビが他の魚を襲うというよりは、むしろ襲われる事の方がよほど多いです。

その理由は体が3cmほどまでにしかならないことです。

このほか水の底の方についているコケや他の生き物由来の有機物を静かに食べて暮らしている、とても臆病な生き物です。

このため、ミナミヌマエビが口に入ってしまうほどの大きさの魚との混泳は避けます。

ミナミヌマエビがメダカを食べている場面に遭遇したことのある方もいるかもしれませんが、その場合ほとんどは、すでにメダカは息絶えて水底に沈んでしまっていた状態だったと考えられます。

エビはこのようにして、水質をきれいに保つ役割をしているのです。

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ミナミヌマエビとメダカの混泳は可能?

ミナミヌマエビとメダカの混泳は可能です。

理想的な組み合わせともいえます。

ただ、ミナミヌマエビの稚エビはとても小さいので、メダカに食べられてしまいます。

それでも、水槽内にコケや水草、岩や流木など稚エビが隠れられる場所を多く作ると、少しくらい食べられても多くは生き残り、成長してまた新たな世代を残すこともできます。

逆にメダカに食べられずすべての稚エビが成長しても、数が増えすぎてバランスが崩れてしまうといえます。

メダカの食べ残したエサや有機物をエビが綺麗にし、エビの増えすぎはメダカがコントロールしてくれるという、メダカとミナミヌマエビの混泳関係はとても理想的ですね。

まとめ

メダカもミナミヌマエビももともと日本にいる生き物であることや、自然界でも共存している関係なので、稚エビの隠れ家さえ作っておけば、特に手間のいるメンテナンスも必要ないといえるでしょう。

環境に応じて、ミナミヌマエビの食べる物が不足しないようにだけ、注意してあげるようにしたいですね。

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