「人は見かけによらない」と驚くことが時々あります。

あんなに真面目そうなのにね・・などと、善人だと思ったら実は悪人だった、というような時に多く使われる言葉です。

英語でも似たようなことわざがあります。

All is not gold that glitters(光るものが必ずしも黄金とは限らない)。

見た目に騙されてはいけないという教えでしょう。

魚の世界でも似たような事があります。

一見やさしそうな風貌のものが恐ろしい毒を持っていたり、特にヨシノボリのようなハゼ科の魚は、あの愛らしい顔からは想像出来ない程、闘争心のかたまりのような魚で、小競り合いを繰り返し、時には敵を丸呑みにしてしまいます。

こんな見かけによらない暴れん坊と、同じ水槽で暮らせる魚はどんなものなのでしょうか。

ご説明いたします。

ヨシノボリ 混泳 金魚 エビ

ヨシノボリと金魚は混泳できる?

実のところ、ヨシノボリよりも見た目に騙されてはいけないのは、金魚です。

まさに金と言っても必ずしも金色とは限らない、といったところでしょうか。

金魚といえば優雅に水槽を泳ぎ回っているイメージがあり、優しそうで、混泳しても問題ない魚のように思いますが、実は違います。

藻などの植物性の餌も食べますが、虫などの動物性も好物です。

金魚が肉食!?とは意外です。

そこで、ヨシノボリとはかなりの小競り合いを繰り返します。

小さい小魚やエビなどは、ヨシノボリにもねらわれますが、金魚も隠れた敵なのです。

そこでやはり必要なのは、大きい水槽と、隠れ家です。

お互いに顔をあわせないようにしたいものです。

そして、金魚の大きさは10cm以上ないと、ヨシノボリに襲われてしましまいます。

そして、金魚は何でも口先で突付く習性があるので、ヨシノボリよりも大きくない金魚は、ヨシノボリから攻撃を受けるでしょう。

混泳はできるなら避けた方がいい種類ではあります。

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ヨシノボリとエビは混泳できる?

エビもまた、大きさによります。

しかし、ヨシノボリには、大抵のエビは襲われてしまいます。

5cmほどにもなるヤマトヌマエビも駄目でしょう。

エビはヨシノボリにとって好物です混泳は出来ないと断言せざるを得ません。

まとめ

金魚は肉食でもあるので、エビや、小さい魚は捕食してしまいます。

その金魚とヨシノボリを飼う事は、餌の奪い合いや、ケンカを繰り返してしまうかもしれません。

どうしても混泳させる場合は、レイアウトに気を使い、安らげる場所をつくってやる必要があります。

エビはよっぽど圧倒的に大きさの差がない限り、ただの餌になってしまいますので、ご注意下さい。

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