ドジョウは水の底で暮らしていますが、水面まで垂直に上がり底の方にもぐることがあります。
ドジョウは水の中に暮れしているのですが空気を吸って呼吸しています。
さらに腸で呼吸しているという話を聞く事がありますが本当なのでしょうか。
ドジョウは呼吸を腸でしているの?
ドジョウはコイの仲間で、淡水に住んでいます。
雑食性で、水槽で一緒に混泳している金魚などの餌の食べ残しを食べ、水槽をきれいにしてくれるので掃除屋とも呼ばれています。
水の底で活動し、土や砂の中にもぐっていることが多く、水槽で飼う場合には細かい砂利などを敷いておくとその中にもぐっていることがあります。
しかしドジョウを水槽で飼育していると、水面まで上がっていったり、お尻の方から浮く事があります。
ドジョウがお尻の方から浮いている場合は体調不良や病気ではありません。
時々水面に出て酸素を吸収して空気呼吸をします。
それに加え、ドジョウはエラ呼吸に加え口でも呼吸し、肺を持っていない事から胃を通って腸は送り込みます。
毛細血管たくさん集まっている腸が肺の役目をして酸素を吸収し、余分な分を肛門からガスのように排出するのです。
ドジョウのお尻からプクプクと出ている泡はガスではなく、人間でいう「呼気」なんですね。
ドジョウは口から空気を入れ消化器を通って肛門で吐いているという一直線の流れを持っているのです。
この呼吸法は、水中の酸素量が少なくなると腸呼吸を頻繁に行うようです。
ドジョウは浮き袋が発達していないので、取り込んだ空気の量が多いと体の調節が上手くできないようで、お尻の方から浮いてしまう事があるようです。
その他、ドジョウは皮膚呼吸をすると言われています。
水が乏しい環境でも、皮膚から酸素を取り込めるので、体が乾かない限り、亡くなることはないと言われています。
まとめ
ドジョウは、エラや肺が発達していないため、エラと口から空気や酸素を取り入れ、胃を通り腸に集め毛細血管によって酸素を取り込んでいます。
このようなことから、ドジョウは腸呼吸をするということが分かります。