緑の水草の間を泳ぐ赤と青のラインのネオンテトラは大変美しいのですが、ネオンテトラの飼育は難しいとされています。
色が抜けて来たりすることもあり心配するものです。
ネオンテトラの病気として取り上げられることの多い白点病ですが、どのような症状があるのでしょうか?
ここでは白点病の原因と治療についてお伝えします。
白点病の原因と主な症状は?
白点病とは、その名前の通りに熱帯魚の体に白い斑点が出る事です。
ウオノカイセンチュウという原生動物の繊毛虫がネオンテトラなどの熱帯魚に寄生することから発病します。
寄生虫の幼虫のような状態は「ホロント」と呼ばれ、寄生した魚の養分を吸い取って成長し成虫「シスト」になると魚から離れて行きます。
この寄生虫が寄生している状態の時に熱帯魚の体には白い点が現れるのです。
この寄生虫は約一週間ぐらいで繁殖を繰り返します。
日頃から気を配ってちょっとでも白い点が見え、エサを食べなくなる、元気が無い事に気が付いたら、早めの対処をしないと斑点はどんどん増えて行き、周囲に広がります。
治療方法はどうするの?
まず、病気にかかったネオンテトラを隔離します。
ウオノカセイチュウは水温が25℃以下の低温にすると元気になります。
水温をあげる時は水槽にヒーターを入れて、急激にあげないように少しずつ28℃~30℃にしていきます。
塩水浴をさせるのも、塩に弱い病原体には効果的です。
塩水浴をさせる時は塩水の濃度に注意します。
適切な濃度は0.5~0.6%ぐらいにすると殺菌効果が期待出来ます。
隔離している魚を塩水浴させる場合にも、この濃度を守ると生体に負担をかけずに殺菌出来ます。
また、薬浴させる方法もありますが、効果を持続させるのには約2週間ぐらいは、こまめに水を取り換えて清潔にしましょう。
まとめ
ネオンテトラが白点病になると悲しくなります。
出来るだけ白点病にならないように対処しましょう。
その方法はこまめに水を換え、環境を良くすることです。
市販されているメチレンブルー・グリーンFリキッド、ニューグリーンFを直接水に入れるのも効果が期待出来ます。
これらの薬品も使用して、かかりやすい白点病を予防して下さいね。