タナゴは金魚や他の観賞魚とは少し違った魅力を持った淡水魚です。
タナゴの飼育はそんなに難しくはないのですが、産卵~繁殖は難しいと言われています。
タナゴの種類は多いので、混泳についても向き不向きがあって一概にはいえません。
熱帯魚に関しても同様に、種類によって違ってきます。
今回は、タナゴの混泳について、特に熱帯魚の混泳について紹介いたします。
タナゴと熱帯魚の混泳は?向いているのは?
タナゴと熱帯魚の混泳について、まず考えなければいけないのは、水槽の環境です。
主にタナゴの水槽環境はおよそ20℃~28℃です。
一般的な熱帯魚の場合は25℃~28℃ですから、水槽を熱帯魚の環境に合わせれば問題ない、ということになります。
次には混泳の場合、互いの餌になる事を避けるようにする必要があります。
どちらかが、餌になるというのは、基本的はその大きさになります。
タナゴの場合、その種類にもよりますが、大体6~9cm位まで成長します。
(カネヒラ、ヤリタナゴは12cm位になるので注意!)
対して混泳できる熱帯魚の大きさは小型種といわれる、成長しても10cm未満のメダカの仲間、あるいはテトラと呼ばれている小型カラシンの仲間と言う事になるでしょう。
もう一つ考えなければいけないのがそれぞれの魚の性格です。
性格といっても個体によって違いますが、基本的に攻撃的ではない魚同士が無難でしょう。
又、小さい魚は群れる事が多いので、混泳させる場合は、3匹~10匹くらいで飼うのがいいでしょう。
又水槽内にそれぞれの縄張りを作れるように海藻などを入れて同種間で泳げるようにするのもまたいいでしょう。
タナゴと熱帯魚の混泳は飼育条件をみると可能です。
しかし、個体の大きさと魚が攻撃的でないことが条件になります。
混泳する熱帯魚にもよりますが、混泳に向いているのはゼニタナゴ、タイリクバラタナゴあたりは、同種間では時折小競り合いをしますが、温厚な性格の魚との混泳は可能です。
タナゴの方は過密な空間は好まないので広々な空間を用意する必要があります。
まとめ
熱帯魚とタナゴの混泳は可能です。
しかし、熱帯魚とタナゴの混泳は、あまりおすすめできません。
それぞれの魚種を充分確認してからにしましょう。
熱帯魚でも混泳に向いている魚とそうでない魚が多くいます。