食べ物に関して、好き嫌いの多い人もいれば、何でも食べる人もいます。
子供の時は嫌いだった食べ物が大人になって大好きになる事もあります。
同じものばかり食べていると、飽きてくる事もあるでしょうし、好きだったものが嫌いになってしまうこともあります。
それが生き物なのではないでしょうか。
ヨシノボリが餌を食べないのには、食べないなりの理由が必ずどこかにあります。
飼い主はその原因を見つけ出し、適切に対処しなければ、一つの命を無駄にしてしまうかもしれません。
よく観察し、手をかけるからこそ愛着もわいてくることでしょう。
生き物を飼う上で一番大切な事かもしれません。
ヨシノボリの餌についてご説明いたします。
ヨシノボリの餌の量は?
ヨシノボリ専用の餌はペットショップにはありません。
ヨシノボリは、フィッシュイーターと呼ばれている肉食性の強い魚ですし、雑食で何でも食べるからかもしれません。
そこでヨシノボリの餌として一番多用されているのは冷凍アカムシです。
金魚の餌は肉食のヨシノボリにはあまり人気がなく、それならばフリーズドライの乾燥エビの方が食いつきがよいようです。
中にはこの人工餌に見向きもしない食通もいます。
その場合は赤ヒレや、メダカ等の小魚と混泳させるしかありません。
餌の量はその個体の成長の度合いで変わります。
最大で10cm程になるヨシノボリが、半分程度の大きさであれば、そのヨシノボリは成長期と言えるでしょう。
8cmぐらいまでは食べたいだけ食べても大丈夫でしょう。
ただし、人工フードを口元までもっていって食べさせてあげている場合は、一回に5粒位で終わりにしないと消化不良になってしまうのでご注意下さい。
ヨシノボリが餌を食べない場合は?
ペットショップで購入してきたヨシノボリならば、始めから冷凍アカムシになれているケースがほとんどです。
しかし、突然自然界から水槽に閉じ込められた魚に急に人工飼料を与えても食べてくれないケースもあります。
その場合は生餌で水槽環境に慣れさせた頃に餌を少しずつ替えて方法を取りましょう。
始めから冷凍アカムシを食べるものもいますし、なかなか口にしないものもいます。
好き嫌いがあるのは人間と同じなのです。
いつも食べていたのに急に食べなくなってしまった場合、病気になっていないか体を良く観察します。
体に白い綿なようなものが付着していた場合は水カビ病です。
直ぐに薬が必要です。
もう一つの原因は水温の低下が考えられます。
ヒーターで水温を少し上げてあげると食べ始めるケースもあります。
まとめ
ヨシノボリは沈む餌でなくてはなりません。
その上、気が付かないのではないかと思うほど見向きもしない事もあります。
出来ることであれば、少しずつピンセットで口の側にもっていってあげましょう。
最初はうまくいかないかも知れませんが、多くはピンセットが近くに来ただけで寄ってくるようになるでしょう。
あなたの愛情は必ずヨシノボリに伝わります。