飼育しているアカヒレに突然こぶができ、悩んだという飼育者の方は多くいます。
しばらくしてこぶは消えて元気に泳ぎ始めて安心したというケースもあれば、いろいろな病気の対処法を試してみたが一向に改善せずに亡くなってしまったというケースもありました。
こぶの位置も頭部や腹部付近など様々なパターンがありました。
はたしてこのこぶの原因は病気によるものなのでしょうか?
今回はアカヒレのこぶの症状と、病気との関係性についてまとめてみます。
アカヒレのこぶの原因は病気なのか?
結論から申しますと、こぶの原因が病気なのかどうかは分からないです。
アカヒレも人間と同じように何かに体を激しくぶつければ怪我もしますし、その結果こぶができてしまうこともあります。
他の生物のようにオスのホルモンの影響でこぶができるという意見もありました。
病気であるという観点からみれば、似たような症状が発生する「ボックス病」という病気があります。
白い腫瘍ができる病気です。
この病気はウィルス性の病気ですが、感染力はさほど強くなく、すぐに命に関わることもないようです。
また、小さな腫瘍であれば外科手術で取り除くことも可能です。
しかし、このボックス病は主に金魚がかかる病気として知られており、アカヒレが感染する可能性があるかは疑わしいものがあります。
こぶの原因が病気であるかどうかは分かりませんが、こぶができてからほどなくして亡くなってしまったアカヒレがいた以上、病気にかかっている可能性を疑うことは必要でしょう。
まとめ
今回はアカヒレのこぶと病気についてまとめてみましたが、これといった明確な解答を得ることができませんでした。
人間にも、原因不明、治療法なし、正式な病名も定まっていないような難病が未だに存在するため、アカヒレにも解明されていない病気が存在するのかもしれません。
もし病気であった場合、同じ水槽で飼育している別の魚類に伝染することも十分に考えられるため、隔離してしばらく様子を見てみるのが無難かもしれません。
病気であるにせよ、そうでないにせよ、病気である可能性に対しては注意深く観察したほうがよさそうです。