コップ一つあれば飼育できると言われるほど飼育のしやすい鑑賞魚として人気のアカヒレですが、とても病気にかかりにくく、寿命の高い魚としても有名です。
しかし他の飼育生物と同様、劣悪な飼育環境であれば簡単に亡くなってしまうことがある事も事実です。
飼育者の方は飼育しているアカヒレの状態に常に気を配らなければなりません。
特に酸欠状態のサインは見逃さないようにしましょう。
いくら病気に強く、丈夫なアカヒレでも、酸素のない状態では生きてはいけません。
そこで今回は、アカヒレの酸欠状態の症状と、対策方法について紹介していきたいと思います。
アカヒレが酸欠を起こしているときの症状とは?
皆さんは魚が水面で口をパクパクしているのを見たことがないでしょうか?
これは「鼻上げ」と呼ばれる行動で、アカヒレなどの魚類が酸欠状態に陥った時に行う行動のひとつです。
人に慣れている魚が水面によって来て口をパクパクさせているだけなら、単にエサをねだっているだけの場合もありますが、人がいないときにもずっとこのような行動をとり続けているのであれば、酸欠を起こしている可能性がとても高いです。
もし「鼻上げ」を確認したときは、すぐに酸素を補給してあげるようにしましょう。
酸欠は、主に水面に動きがないような状態で起こりやすいので、水を波立たせてやることで、一時的な酸素補給効果があります。
しかし、あくまでそれは応急処置にすぎませんので、エアーポンプなどを使用し、常に酸素を補給できるような環境を整えてあげてください。
まとめ
わたしも、水面で口をパクパクさせている魚を見たことがありますが、酸欠状態のサインだとは知りませんでした。
エサをねだるような可愛らしい仕草でもありますが、酸欠に苦しんでいるサインである可能性も高いため、飼育者の方は絶対に見逃してはいけませんね。
今回は、アカヒレの酸欠状態の症状や対策方法についてまとめてみました。
いくらアカヒレが病気や水質変化などに強い耐性があるといっても、いい加減な飼育環境でも生きていけるわけではありませんので、初心者の方はしっかりとした知識をつけてから飼育をはじめるようにしましょう。