プレコとはナマズ目に属する、主に観賞用に飼育されている熱帯魚のことです。
体の模様に特徴のある、個性的な表情のプレコ。
そんなプレコの姿がいつもと違う…。
体にぽつぽつと白い点が表れ、次第に広がっていく!
ある日、もしも大事なプレコに白い点ができてしまったらどうしたらよいのでしょう。
プレコの皮膚が白い原因とは!?
原因として挙げられるのは「白点病」と呼ばれる病気です。
白点病は繊毛虫という寄生虫が魚に寄生し、体中に白い点を作り覆ってしまう症状があります。
水温や水質の変化によったストレスが原因でかかることの多いものなので、繁殖や症状のスピードが速くとても対処が大変な病気です。
白点病は悪化してしまうと最悪、魚は衰弱して亡くなってしまいます。
購入したばかりのプレコに白い点がないか事前にチェックしておくと他の魚への感染や早期発見に役立つことでしょう。
では、白点病にかかってしまったら、どうすればいいのか。
他の魚への感染を防ぐにはどうすればいいのか。
対処方法の流れについて
- 感染したプレコを他の魚から隔離する
プレコに感染している繊毛虫は水槽の中で繁殖して混泳しているほかの魚へと感染してしまいます。
なので、白点病にかかっているプレコはほかの水槽に移し替えて様子を見てあげましょう。
- プレコから繊毛虫を離しましょう
水槽の温度を30度くらいに上げましょう。
繊毛虫は24度以下に水温が下がらなければ繁殖することはありませんので、30度まで上げられると繁殖を防ぐことが出来ます。
ただ、体から白点が消えたとしても、プレコの体を離れて底砂や水中に繊毛虫が移っただけでまだ感染の可能性が消えたわけではありませんのでその点、注意してください。
- 水槽へ投薬しましょう
先ほど記述した通り、プレコから離れた繊毛虫は底砂や水中に潜んでいることでしょう。
ただ注意していただきたいのは、プレコに寄生している時と、プレコから離れて繁殖の準備をしている時は薬品を投与しても効かなくなります。
ただ、水温を上げたため通常の成長速度とはサイクルが異なるので寄生虫は活動が早まります。
その為、一度水槽内を洗ってしまいましょう。
そうすることによって、底砂やアスレチックに隠れている寄生虫を洗い流します。
そして、洗い終わったら、水温を30度ぐらいに設定して、専用の薬品を投与してください。
25度以下の低温を好む繊毛虫は、30度以上では繁殖が弱まり発病が活性化することはありません。
その後、薬品を投与して、数日様子をみて、他に白点病になる魚がいなければ、感染源の繊毛虫を排除できたと考えて下さい。
プレコは薬剤に弱い種類と言われていますので心配な方は薬剤を使う方法以外にも、民間療法として鷹の爪や塩を使用し水槽内を殺菌する方法もあります。
あくまで民間療法なので効果が表れないようならやはり薬剤を使いましょう。
決して、薬剤との併用はおやめください。
まとめ
いいかがだったでしょうか?
飼育しているプレコに白い点がみられるときは注意してください。
白点病は厄介ですが、対策すれば改善することが出来ます。
ぜひ対策方法を参考にして、大切に育ててください。