ミナミヌマエビは、短命ではありますが、コケを食べてくれるので、メダカや熱帯魚などと一緒に飼う人も多いのではないでしょうか。
飼育も比較的簡単な上、繁殖を楽しめるからと初心者にも人気です。
そんなミナミヌマエビの繁殖は簡単だと言われていますが、繁殖時期には、心配も出てきますよね。
そこで、産卵するときには、どんな前兆があるのかについて、詳しく説明していきたいと思います。
ミナミヌマエビの産卵には前兆が!
ミナミヌマエビの産卵は、「満月の日」に多いという説もありますが、産卵の前兆として分かりやすいのが、産卵を控えたメスの行動です。
卵を産む前のメスは、周りの個体に対して、とても攻撃的になりやすいようです。
また、産卵間近になると、メスを上から見ると、黒っぽい卵のようなものが見えます。
産卵を終えて背中を見てみると、黒い影はありません。
メスの色の変化も産卵の前兆と言えるでしょう。
よく観察して気付いてあげてください。
抱卵すれば、とにかくメスにストレスを与えないように、水質、水温を適切に保って、環境を整えるようにしてください。
メスが隠れる場所を作ってあげるのもいいですね。
可能であれば、メスを隔離するのが一番でしょう。
メスにストレスを与えてしまうと、メスは、おなかで卵を育てることを放棄してしまう場合があります。
メスから離れた卵は、その後、育つことができません。
安定した水質・水温で過ごすことが大切です。
まとめ
ミナミヌマエビがどのように感知しているのかは不思議ですが、「満月の日」に抱卵が多いということで、その前後の日はよく観察してみてはいかがでしょうか。
メスの行動、メスの色を見ることで、抱卵の前兆を見つけることができると思います。
前兆が見え始めると、いつの間にか抱卵している場合があります。
卵を産んだら、メスは大事に卵を抱えているので、ほかの個体とは離してあげましょう。
そして、水質を保ち、できるだけストレスをなくしてあげてくださいね。
無事に孵化すると本当にうれしいものです。