アクアリウムの脇役として水槽に入れられることも多いエビですが、それ自体が主役になるくらい人気が高いといっても良いほど、たくさんの種類がいます。
今回は、アクアリウムショップではもちろん、日本の川など野生にも普通に生息している淡水のエビ、ミナミヌマエビについてご紹介させていただきます。
ミナミヌマエビは体調によって色が変化するという噂があるのですが、それは果たして本当なのでしょうか?
少し調べていきたいと思います。
ミナミヌマエビの色と体調
ミナミヌマエビはもともと、自分の身を守るためにカモフラージュをする性質があります。
周りの環境と同調して同じような色になることで、敵から見つかりにくくしたり、警戒したりしている時や、体調が悪い時にも色が変化するようです。
ミナミヌマエビの中でも私達が一番目にするのは、透明の個体だと思います。
ミナミヌマエビはこの他、黒や白色、青、緑、黄色、赤、オレンジ、茶色など色々な色に変化します。
ミナミヌマエビも他のエビ仲間と同様に、やはり環境の変化にはとても敏感です。
水槽の急激な水質変化、水温変化などですぐに体調を崩します。
体調が悪い時には全体的に濁ったような白色になったり、茹でエビのような赤味を帯びた色になったりします。
赤っぽい色になっている時は、たいてい夏場に水温が上がりすぎている場合だそうで、このようになる前に水温を一定に保ってあげるようにした方が良いようです。
ミナミヌマエビの色は固定できるの?
ミナミヌマエビは状況に応じて、体の色を変化させる性質があるとご紹介しましたよね?
このカモフラージュの性質のため、実は色の固定はとても難しいと言われています。
そうは言っても、実際にはミナミヌマエビを品種改良した亜種が何種か作り出されているようです。
体全体が鮮やかな緑色をしているものや赤色をしている種類のエビが、ペットショップなどでは見られますよ。
ただ、その名前からはミナミヌマエビの変種だとは気が付かないかもしれません。
まとめ
ミナミヌマエビの体調が色の変化から判別できるということが分かりましたね。
白濁した色や赤っぽい色になっていたら、体調が悪いといえます。
エビは急な水質変化には耐えられないので、少しずつ水槽の水を綺麗に、そして水温を適切に改善してあげるようにしたいですね。