アロワナは大きくて美しく観賞用として人気の高い魚です。
テレビドラマの１シーンなどで富豪の家の水槽の中でゆったりと優雅に泳いでいる姿を見たことはないでしょうか。
それを見て自分でも飼ってみたいなという憧れを少しでも持ったことのある人は決して少なくないはずです。
では実際にアロワナを飼うためにはどのようにすればよいのか考えてみましょう。
アロワナと一口に言っても種類や大きさは様々で、まずはアロワナの種類に応じた水槽選びが必要です。
アロワナの水槽の大きさや高さについて
シルバーアロワナの成魚は100cm程度に及ぶ大きめの種類のため、水槽は最低でも150 cm以上のものを確保したいところです。
アジアアロワナは成長しても60cm程度にしかなりませんが、成長速度が速いため約2年ほどで50cm程度に及びます。
アロワナは種類により成魚の大きさも成長する速度も異なりますので、水槽を選ぶ際には育成したいアロワナの種類や特徴をよく調べることが重要です。
例えば、成長の初期段階で、最初から成魚を想定した大きな水槽を購入してしまうと餌の水槽への投入が認識しにくいことがあります。
かといって水槽を大きくするタイミングが遅れると水槽の往復がおこないにくくなるため、エラが傷ついて剥がれることもあるので成長に応じた水槽選びをお勧めします。
また、アロワナは非常に臆病な性格のために振動や人影に驚いたり、ゴキブリやハエ、蛾等の昆虫を餌と認識して水槽からジャンプすることもあるため、蓋の上に体の大きさに応じた重さのある物を載せる必要があるので頑丈な蓋を選ぶことも重要です。
あと、アロワナの眼球が下を向いたままの状態にならないようにするため、水槽の底は物を置かないようにしたり、水槽の下に光の反射を防ぐための黒っぽいシートを張る工夫が必要です。
さらに、他の魚が水槽の底を泳いで下の方向に注意が向かないようにするため、他の魚とはあまり一緒に育成しないことをお勧めします。
アロワナの水槽の値段について
水槽の大きさと値段についてはメーカーによって様々なため、あらかじめ予算を決めて入念にしらべることが必要です。
そうすればきっと納得のいくものが見つかるはずなのでがんばってみましょう。
一例を下記にあげてみますので目安にしていただければ幸いです。
- 幅１２０センチ未満で高さ６０センチ未満の新品でしたら１０万円以内
しかし高さが６０センチを超えると１００万円近くするものもあります。
- 幅１５０センチになると奥行き７５センチ未満の新品でしたら１０万円前後
しかし奥行きが７５センチをこえると２０万円近くになるようです。
- 幅２００センチになると奥行きが５０センチ未満では１０万円前後
しかし奥行きが６０センチをこえると２０万円以上のものがほとんどのようです。
まとめ
アロワナの育成は種類、成長に合わせた水槽選びが、アロワナの育成環境にとって非常に重要だということがわかりました。
またアロワナの習性をよく調べていくことで水槽以外の飼育環境、たとえば水槽の蓋であったり他の魚との混泳を避けるといった事がわかってくるようになると思います。
