ギンガハゼという名前は、なんと道子皇后さまがお付けになった名前です。
ハゼの研究をなさっている陛下のお近くにいて、美しい黄金色の中に星をちりばめたような水色から、銀河を連想なさった命名だそうです。
とてもきれいな熱帯魚です。
そんなきれいな魚ですが、どのように飼育してどのような餌を与えればいいのでしょうか。
海水はどうするの?
海水魚を飼育している方には当たり前のことなのですが、初めて海水魚を飼育する人には海水はどうやって作るのだろう、と思ってしまいますね。
今では簡単に海水が作れる海水の素が売られています。
また水の測定にも簡単に測れる試薬があります。
海水を作ったり定期的に海水の成分を測定したり、というのはまめにやらないといけないので大変な作業になります。
観賞魚が好きでいつも眺めていたい、という人はこれくらいの作業は手間ではないのですね。
超初心者にはちょっとハードルが高いように思えました。
ギンガハゼの性格と習性
飼育する上で、餌の問題以外に大切なのは性格の問題だと思えます。
攻撃的な性格なのか臆病なのか、活発だけど知らん顔している魚なのか…。
ギンガハゼの面白い習性にテッポウエビとの共生があります。
テッポウエビと同じ巣に住みます。
またテッポウエビが巣作りをしている時に外に出て、見張りをしたりします。
かわいいですね。
でも同じハゼ科の魚だと同じ範囲で泳ぐ魚にはケンカを吹っかけたりするようです。
これも個体差があるので飼ってみないことには分からないのですが、全体的には臆病で水槽の底砂に巣を作り、体を半分出すことが多いそうです。
派手に泳ぎ回る魚ではないので、じっくり飼いこみたい人にはうってつけの魚かもしれません。
ギンガハゼの餌は?
ギンガハゼを買ってすぐは落ち着かないので餌をたくさん食べることはありません。
心配になってあれやこれやと餌を試したくなるでしょうが、魚は熱を持たないので消費カロリーが少なく、餌が少なくても大丈夫です。
どうしても心配な時は、冷凍ブラインシュリンプを与えてやると食べるようです。
餌やりは毎日のことなので、人工餌を食べてくれるように餌付けをしましょう。
空腹にさせて人工餌になじませる方法もあります。
底の穴に隠れて餌のときだけ出てくるので、沈んでいく餌を穴の近くに落としてやるとよいでしょう。
まとめ
海水魚を飼うといっても水はどうするのだろう、といつも思っていました。
水族館というと、海の近くにあるというイメージです。
それが海水の素やら、バクテリアやら、便利なアイテムがあるのだと分かり少し安心しました。