スジエビとはテナガエビに分類されるエビの一種です。
日本や南東シベリア、サハリンなどに分布する淡水性のエビです。
3㎝~5㎝の小ささで胸にスジが見えるのが特徴です。
釣りのエサや食料とされます。
スジエビは寄生虫を持っている場合がありますので、生食には利用されないようです。
水揚げが多い時に豆と一緒に甘辛く煮る「えび豆」は滋賀県の郷土料理、名産品となっています。
お酒のおつまみに、ご飯のおかずとしても愛されています。
スジエビの繁殖時期はいつ?
スジエビの繁殖時期は何月頃でしょうか?
スジエビの漁獲が一番盛んな時期は1~2月頃だとされていますが、繁殖時期は4~8月頃となっています。
スジエビを繁殖させるにはどうしたらいい?
スジエビを魚釣りのエサにしたり、観賞用、また、食料にするために繁殖させたい人は多いようです。
では、どのようにスジエビを繁殖させればいいでしょうか?
スジエビには淡水で生息するタイプ(A型)と海水が無いと生息出来ないタイプ(B型)がいます。
繁殖について
スジエビは繁殖のチャンスを得てから抱卵します。
何回かに分けて産卵します。
大きさは1㎜~2㎜ぐらいで色は緑褐色です。
孵化する期間はスジエビを採取した場所にもよるそうですが、大体20~30日だそうです。
孵化したばかりの稚魚はエビの形はまだしておらず、ゾエア幼生というプランクトン様の形をしています。
何回も脱皮をしてエビの形になります。
注意点
稚魚は捕食されますので、大事に育てたい場合は別容器を用意して大人になるまで飼ってあげて下さい。
魚との共存は止めた方が賢明です。
スジエビも沢山入れすぎると狭くなり、エサも不足したりすると共食いをします。
或る程度の隙間があってエビが伸び伸びと泳げる量にして下さいね。
あまり増えるようでしたら、別容器を増やして下さい。
まとめ
スジエビは何となくブラックタイガーにも似ています。
ブラックタイガーより体が透明なので解り易いです。
殻も柔らかいのでそのまま唐揚げにすれば良いカルシウム源になります。
琵琶湖産のものは郷土料理として「えび豆」として地元の人に愛されていますし、お菓子の材料としても重宝されています。
スジエビの寿命は僅か2~3年ほどなので、捕食したり、されないように気を配って飼って下さい。