ゾエアとは、エビやカニなどの甲殻類の幼生のことを指す名前とされています。
ヤマトヌマエビなどを含むエビやカニ類などの多くは卵をお腹などでしっかり保護し、孵化するタイミングでゾエアを放出するようです。
ヤマトヌマエビは成体の状態で販売されていることが多く、あまりゾエア幼生をペットショップで見かけることは少ないようです。
そんなゾエア幼生の飼育方法について調べてみました。
ヤマトヌマエビのゾエアの飼育は難しい!?
抱卵しているメスを購入、もしくは野外で採集して、水温を24度程度にしておくと、1~2日程度で殆ど孵化するといわれています。
ゾエアの飼育には海水が必要とされており、ヤマトヌマエビを淡水で飼育していた場合、淡水の飼育水と一緒に放出されたゾエアを飼育ケースからビンなどに移し変えて、そこに海水を足していく必要があるようです。
全部を海水に変える必要は無く、大体50~70%程度が海水という割合で良いようです。
汚れなどに弱いため、ビンなどに取り分ける際には、なるべくゴミが入らないように注意すると良いでしょう。
ゾエア幼生は遊泳力が弱く、エアレーションなどで空気濃度が変わってくると沈めなくなったりするため、注意してエアレーションの強弱を調整するようにすると良いでしょう。
数回の脱皮を経て、ヤマトヌマエビの成体にカタチが近づいていくとされています。
ヤマトヌマエビのゾエアの餌は何?
ゾエア幼生の餌は植物プランクトンやエビ用の配合飼料などを与えると良いとされています。
餌の与え方は植物プランクトンが含まれている海水をそのままピペットなどで投入すると良いようです。
この時、プランクトンの密度によって海水の量を調整する必要があるようです。
餌を与えた後、エアレーションをかけてあげると良いようです。
まとめ
ヤマトヌマエビの成体も汚れた飼育水などでは弱ってしまうことがあるようですが、ゾエア幼生はさらに注意して飼育環境を整えてあげる必要があるようです。
毎日のゴミチェック、水温、水質チェックなどを怠らないように気をつけましょう。