海には多くの魚に付いた寄生虫を掃除してくれる海水魚がいる事を知っていますか?
その名も「ホンソメワケベラ」です。
海の中では魚に寄生するウミクワガタと言う寄生虫が居てウミクワガタが寄生した魚にまとわりつき突いて掃除してくれる優しい魚です。
掃除される魚は口も大きく開けて取ってもらうほど信頼された魚ですが混泳はどうなのか?
そこでホンソメワケベラの混泳について紹介したいと思います。
ホンソメワケベラとカクレクマノミの混泳について
クリーンフィッシュとして知られているホンソメワケベラですが、性格は大人しく少し臆病な所がありますが混泳はどうなのか?
同じように性格が穏やかで観賞魚としても人気の高い映画などで一躍有名になったカクレクマノミですが、ホンソメワケベラとの混泳は出来るのか?
似た様な場所で生活をしている両者ですが混泳について少し探ってみましょう。
ホンソメワケベラは混泳向き?
海の掃除屋のホンソメワケベラですが、混泳する場合はどうなのか?
基本的にホンソメワケベラは少し臆病な所があり元々の性格も大人しいので混泳は問題無いと言えるでしょう。
よく多種との混泳では問題が無いけど同種との混泳では問題ありと言う魚は多くいますが、ホンソメワケベラは多種でも同種でも問題なく混泳させる事が可能です。
カクレクマノミとの混泳は可能?
同じく大人しい性格のカクレクマノミですが、ホンソメワケベラはカクレクマノミなどもクリーニングしてくれるのか?
混泳そのものは可能かも知れませんが、カクレクマノミの個々の性格によって変わります。
ホンソメワケベラは掃除しようとカクレクマノミに近付きますが、嫌がる方が強いかと思われます。
体格的にカクレクマノミの方が小さい事が多いので外敵とみなして攻撃してしまうことも考えられます。
またクマノミ用にイソギンチャクを用意するとホンソメワケベラが近づけない状態になりお互いストレスを感じてしまうかも知れません。
混泳飼育での注意とは
海水魚を取り扱う店で購入したホンソメワケベラなら問題は無いと思いますが、自分で捕まえてきた個体は注意しなければなりません。
ホンソメワケベラのそっくりな偽物がいて名前は『ニセクロスジギンポ』と言う魚が居ます。
この魚は他の魚が襲って来ないことを良いことにホンソメワケベラの様に近付き噛みついてしまう厄介な魚です。
間違えて捕まえてくると混泳する他の魚に被害が出てしまいますので注意しましょう。
まとめ
ホンソメワケベラは大人しい性格の魚なので大きな魚との混泳も問題はありません。
攻撃性の強い魚で無ければ問題なく混泳する事が可能ですがカクレクマノミとの混泳は個体にもよる所が多いかと思います。