タナゴは身近な魚ですが、グッピーや金魚ほどは知られていません。
あまりにも身近な魚だったため、目にしても気づかないのかもしれません。
元から日本に生息している魚ですので、飼育の環境を整えるのは難しくないこともあり、アクアリスト初心者にも飼育しやすい淡水魚ですが、川や沼から気軽に持ち帰って飼育に失敗することのないように、最低でも餌について知っておく必要があります。
タナゴにはどのような餌がおすすめなのでしょうか。
タナゴの餌は何がおすすめ?
タナゴは基本的に雑食性ですので、何でも食べることが可能とも言えますが、やはりおすすめの餌というものはあります。
自然界のタナゴはイトミミズ、アカムシ、ミジンコ、ボウフラなどの水生の昆虫や甲殻類、藻や水草などを食べています。
自宅の池や水槽で飼育をする際には、このような餌になる植物や水生の生き物を用意してあげると、喜んで食べてくれるでしょう。
池で飼育をするのならば放っておいてもこれらの餌が自然と発生するでしょうから、餌の心配をする必要はないでしょう。
ただし水槽で飼育をするのなら、飼い主の手で餌を与える必要があります。
自然界から調達してくるのが難しいのなら、タナゴ専用の餌や指ですり潰した金魚の餌、たまには冷凍アカムシを与えたりすると良いでしょう。
タナゴの餌は1日どれくらいの量が良い?
タナゴに限らず観賞魚の飼育では餌のやり過ぎは禁物です。
餌を多く与えれば成長のスピードも早くなる反面、水質悪化が進んでしまいます。
悪化した水質では藻や細菌、病気の発生などを引き起こす恐れがありますので、適量を与える必要があります。
タナゴに与える餌は1度に食べきる量を与え、1日に与える回数も1回から多くても3回までにとどめましょう。
まとめ
タナゴを池で飼育するのなら小型の水生の昆虫や水草、藻類などが発生するまでの間は餌を与え、自力で餌を捕れるようになれば自然に任せて、後は異常がないかを見守る程度でも良いでしょう。
水槽での飼育では水質の管理に注意しながら、適度な量を与えるように心がけることが必要です。
いつも同じ餌だけを与えるのではなく、ときには違う餌を与えれば、喜んで食べてくれるでしょう。
餌はあまり与えすぎず、飼育数が少なければ1日1回から多くても2回くらい、飼育数が多くても3回くらいに分けて与えるようにし、食べ残った餌は取り除くことを忘れないようにしてあげてくださいね。