皆さんはお腹が異常に膨らんでいるアカヒレを見たことがあるでしょうか。
他のアカヒレのお腹と比べると、はっきり違うほどパンパンになるアカヒレがいたら、もしかしたら腹水病の可能性があります。
しかし、アカヒレのお腹がパンパンになるのには、この病気の他にも要因があるようなので、紹介していきたいと思っています。
アカヒレのお腹がパンパンになっても病気とは限らない!?
まずは腹水病について説明させていいただきます。
腹水病は、病原菌が感染することにより発症する感染病です。
内臓に炎症を起こし、水がたまってお腹が腫れるという症状が出るため、腹水病と呼ばれています。
放っておくと命に関わるとても怖い病気ですので、対策や治療法などはきちんと確認しておいたほうがよさそうです。
また、この病気は感染病ですので、一緒に飼育している他の生物に移ってしまう可能性も十分にありますので、腹水病を発症してしまったアカヒレはすぐに別の水槽に隔離する必要がでてきます。
たとえ隔離したとしても、残された生物にすでに伝染していることも考えられるため、しばらくは注意しつづける必要もあります。
しかし、メスの場合、妊娠することにより腹水病のようにお腹が膨れることもあります。
いわゆる抱卵状態です。
これはもちろん病気でもなんでもありませんので、特に心配の必要はなさそうです。
また、これはオスにもメスにも起こり得る現象ですが、消化不良によりお腹がパンパンになるケースがあるようです。
これは、お腹の膨れたアカヒレを隔離した後、フンが確認できれば除外できますね。
単にエサのあげすぎ、食べ過ぎでお腹が膨らんでいるだけの場合もありますので、飼育者がしっかり要因を見分けることが大切だと思われます。
まとめ
今回はアカヒレのお腹がパンパンになる症状についてまとめてみました。
異常にお腹が膨れているアカヒレは、腹水病という恐ろしい病気に感染してしまった可能性があるものの、別の要因も十分に考えられるようです。
しかし、病気の可能性がある以上、他の生物に伝染するリスクを考慮し、まず隔離して様子を見てみるのが無難かもしれません。
隔離したのちは、飼育者がその要因を判別し、それに合った対処をしていってください。