ラスボラ・ヘテロモルファは、オレンジ色がベースの熱帯魚です。
模様は三角形で、色は紺色。
環境の良い場所で飼育をしていると、オレンジ色が濃くなり、とても綺麗です。
体は丈夫ですし、体力がある事が特徴なので、初心者の方にもオススメできます。
オスは少しだけスリムで、模様もオス、メスで違うようです。
温和な性格をしていて、他の熱帯魚を攻撃する事もありません。
歯がないので、様々な物をかじる心配もありません。
混泳にも適しています。
これらの飼いやすさからか、とてもメジャーな熱帯魚でもあり、「バチ」「バチウオ」とも呼ばれています。
理由としては、バチ模様が独特で目を引くためです。
ただ、ラスボラ・ヘテロモルファの繁殖は難しいとも言われています。
ラスボラ・ヘテロモルファの繁殖について!
ラスボラ・ヘテロモルファの繁殖が難しいと言われている理由としては、pHを下げてあげたり、きちんと水質を管理してあげるなど、高度なテクニックを必要とするからです。
繁殖をする際にはペアでの飼育ではなく、グループで飼育する事がポイントです。
しかし、産卵をした後も注意をしなければいけない事があります。
せっかく産んだ卵を、親が食べてしまう可能性があるのです。
このような悲劇を防ぐためには、親を水槽から出してあげる必要があります。
卵は2日程度で孵化して、餌としてブラインシュリンプを食べます。
ブラインシュリンプは栄養素が高いのが特徴で、カルシウム豊富な甲殻類です。
入手も比較的簡単なので、もちろん誰でも手に入れる事ができます。
まとめ
ラスボラ・ヘテロモルファはとても温和な性格をしているのにも関わらず、卵を食べてしまうというのは少し驚いてしまいますね。
親が子を食べてしまうという事で、自然の厳しさを感じます。
しかし、初心者にも飼育がしやすいという事ですし、人気も高いという事で、一度は飼育してみたい熱帯魚でもありますよね。
ちなみに、孵化した稚魚の育成は容易だと言われています。
大きくなるのも早いのが特徴という事で、成長をしてしまえば初心者さんでも飼いやすい熱帯魚には変わりがないのですね。
さらには寿命も長く、上手に飼育をしてあげると5年くらいは生きていてくれる個体もいるようです。