帆船の帆のような大きな尾びれや背びれが特徴的なセルフィンプレコは、泳ぐ姿が魅力的で人気のある熱帯魚です。
この記事では、セルフィンプレコの飼育を検討している方に水槽の選び方をご案内いたします。
セルフィンプレコの水槽を選び方
セルフィンプレコは、成長すると30cmから50cmにもなるとされる大きな熱帯魚として知られています。
ショップで売られている際にはまだ幼く、5~6cmほどの大きさしかありませんが、成長スピードが速く1年間に平均で2cmのスピードで成長します。
最初は小さな水槽で大丈夫ですが、すぐに大きい水槽が必要になることを想定しておきましょう。
体長が30cmオーバーになるのは確実と言われているので、最終的には90cm規格の水槽が必要になることを想定しておかなければなりません。
隠れ家となる流木や太いパイプも必要となります。
尖った流木は魚の体表を傷つけてしまうことがあるので気をつけてください。
セルフィンプレコは固い鱗を持っているので、容易にケガはしませんが、混泳している魚が怪我をする恐れがあります。
セルフィンプレコはpH6~8と幅広く対応でき、水質への順応性がとても高いです。
ですので、混泳している他の熱帯魚に水質を合わせていくとよいでしょう。
水温の変化にもよく対応してくれますので、20~28℃などのだいたいの設定でも飼育可能です。
ですが、一般的には26~27℃ほどが適切といわれているので、その温度を保てるよう水温をチェックしてください。
弱アルカリ性のアフリカン・シクリッド水槽でも問題なく育ちます。
身体が大きく水を汚しやすいので外部フィルターや、エアレーション、投げ込み式のフィルターなど、複数のフィルターを併用するなど、強力なろ過システムを用意するとよいでしょう。
セルフィンプレコは小さい時は混泳ができますが、成長にするにつれ気性が激しくなっていきますので、混泳する際は注意が必要です。
他の魚と喧嘩をしないうまい住み分けをしてあげて、水槽内のお掃除やさんとして活躍してもらいたいですね。
まとめ
セルフィンプレコは成長スピードが速いく、10年以上の長生きなので、予想以上に成長して困る飼い主さんが多いそうです。
ペットショップで見たままのイメージだけで買うのではなく、きちんとこの先どう成長していくのかまで充分リサーチしてから飼いましょう。