ピラルク、という魚をご存じでしょうか。
実は、稀に熱帯魚店でも売られていることがある魚ですが、ほとんどの人はその名前も聞いたことが無いのではないでしょうか。
そんなピラルクですが、実はこの魚はシーラカンスなどと並んで「生きた化石」と言われるような魚なのです。
そんな魚が熱帯魚店に売ってるの!?と驚く人も多いことでしょう。
実際、水族館などで展示されていることもあるような魚ですので、結構変わった魚ではあります。
さて、今回は、そんな少し変わったピラルクという魚が、どういう特徴がある魚なのか、ということなどを紹介していきたいと思います。
ピラルクってどんな魚?
ピラルクは主にアマゾンの周辺に生息している魚です。
非常に大きい魚であるということがまず特徴としてあげられます。
成魚の体長はだいたい2~3mであると言われており、最大では5mを超えることもある、というように言われています。
そのため、世界最大級の淡水魚として数えられています。
また、1億年という時間、進化においてほとんど姿を変えなかったため、今よく見るような魚とは少し異なった体型をした魚です。
そのような経緯から、生きた化石、といわれています。
特徴としてもう一つ、非常に大きな鱗を持っているということが挙げられます。
成魚になると直径10cmほどと、通常の魚と比べると常軌を逸していることが分かります。
また、口が大きく、舌にたくさんの硬い骨が通っており、まるでおろし器のようなものになっていることも特徴としてあげられるでしょう。
人とはどんな風に関わってきたの?
生息地では主に食用魚として古くから漁が行われてきました。
主にアマゾンに生息しているのですが、タイやマレーシアにスポーツフィッシング用に移入された、という歴史もあります。
また、先ほど特徴のひとつとして挙げた鱗も、靴べらや爪やすりとして利用されています。
肉食であり、巨大であるため、人を襲うことがあるように言われることもあるのですが、元々小魚を食べる魚食性であるので、その点での心配はありません。
まとめ
巨大な生きた化石、ビラルク。
そんな魚を熱帯魚店で見かけたときは、じっくりと観察してみてください。