フグもハリセンボンも普段は同じように丸ッとした形でよく似ていますが、外敵から刺激を受けたりするとハリセンボンですとイガグリのような形になり身を守り、フグの場合は風船を膨らませた感じとなり自分の体を大きく見せて相手を威嚇します。

そんな違いのあるフグとハリセンボンですが、どこまでの違いがあるのか解説します。

ハリセンボン フグ 違い

フグとハリセンボンの違いについて

ハリセンボンとフグは似ていますが違いはどこにあるのでしょう。

  • フグには毒があるが、ハリセンボンには毒がない(卵巣には毒があるといわれている)。
  • フグもハリセンボンも外敵に襲われると水や空気を含んで膨らみ、それで威嚇して身を守る。
  • フグは上歯2本と下歯2本の合計4本あり、ハリセンボンは上歯1本下歯1本の合計2本の歯がある。
  • フグもハリセンボンも食用として食べられている。
  • フグは高級食材として扱われ鍋やフグ刺しとして食され、フグは種類によっても毒化する場所が違ったり季節によっても毒量が変化する。

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ハリセンボンはフグ科ハリセンボン科に分類され日本では津軽海峡以南の日本海、太平洋や琉球列島に生息しています。

体の表面にある無数のトゲは鱗が変化したものと言われていてこの無数のトゲがハリセンボンの名前の由来になっています。

肉食性で貝や甲殻類、ウニなどの底性生物を捕食します。

上下にある一対の歯でかたい殻もかみ砕いてしまいます。

フグについていですが、フグはフグ目フグ科に分類される魚で熱帯から温帯地域に生息しています。

体は丸みを帯びていて肉食性で上下に2本づつある歯で捕食します。

フグは内臓・皮膚・血液や筋肉にテトロドトキシンという毒性の物質が含まれており、元々フグが毒を持っているのではなく、餌を摂取する際に取り込まれると考えられています。

日本海方面ではゴマフグが東北から茨城の海岸ではショウサイフグがいます。

高級食材として養殖も盛んなフグですがフグ刺しや鍋として食すことが一般的です。

天然物の漁獲量が多いのが福岡・山口となります。

まとめ

ハリセンボンはフグとよく似ていて外敵に襲われたりすると体を膨らませて敵を威嚇したりして身を守ること、ハリセンボンは体の周りに針が多数あり膨らむとイガグリのようになります。

フグには内臓や血液・皮膚に毒があり種類によっても毒のある場所が違い、ハリセンボンには毒は無いが卵巣には毒があるといわれています。

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