ピラルクは世界最大級の淡水魚であり、また、シーラカンス、アロワナなどと並ぶ「生きた化石」です。
水族館などで展示されていることもあるような魚です。
その見た目は特殊で、その大きさもそうですが、生きた化石というだけあって、一億年の間、ほとんど姿を変えずに来たため、今見られるような魚とは少し違った、尾びれに向かって先太りしていくような姿をしています。
また、その鱗の大きさが非常に大きく、なんと直径10cmもあります。
アマゾンなどではまだ自然に生育しているような魚ですが、最近数が減ってきていて、ワシントン条約によって保護動物に指定されているなどの背景がある魚でもあります。
さて、そんなピラルクですが、実は熱帯魚店で売られていることが稀にあります。
つまり、頑張れば一般家庭でも飼育することができるような魚だというわけです。
というわけで、今回はピラルクの稚魚からの飼育についていろいろ紹介していきたいと思います。
ピラルクの稚魚にはどんな餌を与えれば良いの?
熱帯魚店で売られているようなピラルクはだいたい稚魚です。
それでも20~30cmほどなので、他の魚と比べると非常に大きいでしょう。
そんなピラルクに与える餌とはしては、もともと魚食性の魚ですので、生餌が良いでしょう。
小さいうちはメダカや冷凍クリルなどを与えると良いでしょう。
回数としては、一日二回が目安です。
成長してきてからは、金魚、鯉などを口の大きさに合わせて与えると良いでしょう。
体が大きい魚ですので、凶暴な魚ではないとはいえ、噛む力が非常に強い魚です。
なので、餌を与えるときには素手で与えるのは避けて、トングやハサミを使って少し離れたところから与えるなどの工夫が必要になります。
ピラルクは本当に飼育できるの?
ピラルクは先ほども言ったように、世界最大級の淡水魚です。
育てばだいたい2mほどになります。
なので、必要な水槽も非常に規模が大きくなります。
それらのことから、一般家庭で飼育するのは非常に難しい魚であるようです。
水槽が用意できたとしても、それを置いておく場所が重さなどの理由から、かなり限られるからです。
まとめ
飼育が難しいピラルク。
環境作りから苦戦してしまうこともありますが、その見た目の美しさに惚れ込んで、飼育を始める人も少なからずいるようです。
惚れ込んでしまったなら、一から飼育を初めて見るというのも良いかもしれません。