アメフラシといえば紫の液体を出すことで知られていますが、その紫の液体には毒性があるといわれているんです。
そこで今回はアメフラシの紫の液体って毒なの!?成分についてというテーマでお届けしたいと思います。
アメフラシってどんな生き物?
アメフラシは、腹足綱後鰓類の無楯類といわれていて、無楯類とはギリシャ語では盾をもたないという意味があり、盾とは貝殻などの殻のことをいうことから、アメフラシは、殻をもたない軟体動物だといわれているようですね。
でも、一見殻がないように見えるアメフラシですが、背中をグッと押さえると固い殻のようなものに触れることがありこれは、殻が退化した証だともいわれているようです。
見た目のインパクトのあるアメフラシですが、触ると毒を出すといわれているんです。
アメフラシの生息地は日本海の沿岸に分布しているといわれ大きさはおよそ15㎝くらいですが、個体によっては30cmもの大きなアメフラシもいるようです。
アメフラシの毒性
アメフラシは、昔から強い毒性があるといわれており、むやみに触ってしまうと体から紫の液体を出して身を守ろうとするようなんです。
アメフラシは、毒性のある海草や藻を好んで食べることで体の中には毒が溜まっていっているといわれています。
体そのものにも毒性があるといわれていますが、やはり紫の液体にはもっと毒が含まれているといわれているんです。
紫の液体の成分
アメフラシの紫の液体は紫汁腺というところから出されていて、海水にパッと広がる紫の液体が雨雲のようなことからアメフラシという名前が付けられたともいわれているようです。
アメフラシの出す紫の液体の成分は、フェコエリスロビリンという物質とアプリシオビオリンという2つの物質が含まれているといわれています。
なんだか舌を噛みそうな2つの物質には、接触阻害活性といって大きな生き物に襲われたときに守ろうとする作用があるといわれ、アメフラシを食べようと襲ってきた天敵は紫の液体を浴びると食欲がなくなりアメフラシを襲わなくなるといわれているんです。
また、この2つの成分は癌を抑制する成分が含まれていることから研究者たちが研究しているともいわれているようです。
まとめ
アメフラシの紫の液体って毒なの!?成分についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
アメフラシの紫の液体の成分は食欲減退効果があるのと、人間には嬉しい癌抑制効果が期待されているみたいですね。