ベタのオスが泡巣を作らないのは何か原因があるのでしょうか?
飼育にも慣れてきたところで、繁殖にもチャレンジしたい!
キレイなカラーリングをした品種を生み出したい!
…と思っていても、いざ繁殖させようとすると一向にオスのベタが泡巣を作ってくれいない…など。
今回は泡巣を作らない理由について考えていきたいと思います。
泡巣を作るには水質環境が良くないから?
オスは泡巣を作れる時期でも、水質が良くないと泡巣を作らないことがあります。
産卵後から孵化して稚魚まで、基本世話をするのはオスです。
本能的にこの水質環境では無理だと判断して、泡巣を作る事を抑えているのかもしれません。
また水温が25度以下だと元気がなくなり作らなくなってしまう事もあるようです。
25~28度くらいが最適な水温なので、水温系などで調べてみましょう。
繁殖に関わらず水質管理は飼育をする上で重要なことですので、一度環境を整えてみましょう。
調子が悪い?気が乗らない?
どちらも泡巣を作らない原因で起こり得る事があるようです。
体調不良は、先ほどお話した内容に関連するので、水質の改善や最適な水温にすることで良くなるかもしれません。
気づかないうちについたキズなどから感染して病気なっている場合も考えられます。
また栄養が足りずに元気がない場合もありえます。
熱帯魚といえども生き物ですからただ単に気が乗らないだけ…ということもありえます。
特に環境に問題が無さそうだったり、病気でもなくほかの原因も考えられない場合は気分がよくなるのを待ってみる必要があるかもしれません。
また競争相手がいないことでまったりとしている場合もあります。
成熟していない?性格や個体差?
この可能性は一般的に低いとされていますが、オスが泡巣を作れるほど成熟していない場合です。
性格や個体差の可能性は大いにあるかもしれません。
生後6ヶ月ほどで泡巣を作り出すベタもいたりします。
成熟しているはずなのに一向に作ることがないなども考えられます。
オスが年寄りになってしまっていたら、この場合も作ることがないようです。
また環境が変わったばかりの時は緊張などの、ストレスにより、作らない場合もあります。
繁殖条件がないと作らない?
こちらも性格や個体によっては、メスと混泳しないと作り出さないオスもいます。
また、混泳だけでは足りず相性の良いメス以外では作らないなどもありえます。
逆に混泳させ過ぎた事が原因で作らない場合もあるようです。
発情時期は一定の間隔で起きたりもするために、たまたま発情していない時期である場合も考えられます。
その場合は、しばらくすると泡巣を作るモードに入るため、焦らずに見守ってあげましょう。
まとめ
環境の悪化が原因で泡巣を作らないなど、環境を整えてみることで作り始めるかもしれません。
体調不良で作らないなど、見た目では分かりづらい感染症の初期段階が原因の場合もありえるので、しっかりと観察しましょう。
ただ単に気が乗らないだけ…生き物なので思い通りのタイミングで作ってくれない時は辛抱強く待ちましょう。
年寄りになっていた場合は泡巣を作りません。
また何かのストレスによる場合もありえます。
個体差による繁殖条件にあっていないなど、基本は単体でも泡巣を作るオスですが、メスと混泳させないと作らないオスもいるようです。