ベタは比較的強い魚と言われていますが、熱帯魚を育てるためには環境の整備が何より大切です。
まずは水の作り方について押さえていきたいと思います。
ベタの水の作り方
ベタの飼育はまず、水作りから始まります。
水作りに必要な物がありますので、揃えておきましょう。
- 水を作るバケツまたは水作り用の水槽
- 温度計
- ヒーター
- phモニターや試薬、試験紙
基本的な事ですが、ベタを水道水を入れただけの水槽に入れてはいけません。
熱帯魚にとってカルキは毒になります。
水は下記のいずれかを使用してください。
- 2晩バケツに汲み置いてカルキ抜きをした水
- カルキ抜きと、粘膜保護剤を適量入れた水
次にその水を、ヒーターで25度から28度の間にする。
ベタは水温の変化にも弱いのできっちり測り、今いる水の水温を保つようにしましょう。
ベタはタイの池や沼に生息する魚です。
常温では生きられません。
ベタも生き物ですから、尿も糞もしますが、それは生活する水をどんどん汚し、アンモニアを含んだ水へと変化させてしまいます。
そのため、こまめな掃除や換水が必要となります。
さらに、弱酸性を好みますので、phをチェックしながら、水を数時間かけてゆっくり合わせなくてはいけません。
初めて迎える時や、換水するときは注意が必要です。
しかし、完璧にクリーンな水を作れば良いのかというと、そうではありません。
バクテリアはベタにとっては健康を保つ味方になってくれます。
ですから、お店からいただいた初めの水は大事に水槽に入れ、新しい水と水合わせをしなくてはなりません。
また、水槽にフィルターを付ける場合は、フィルターを丸洗いしたりせず少し水を絞る程度にしておきましょう。
フィルターにもバクテリアが息づいています。
ベタは本来水流の弱い沼や池に生息しますので、水流を入れるときは極めて弱い流れを作らなくてはなりません。
フィルターを使用してする場合は流れの速さに注意しましょう。
まとめ
ベタの水づくりは、
- カルキ抜きをした水を使用
- 水温を25度から28度に保つ
- phをコントロールし、弱酸性に保つ
- 水流を極めて弱くするか無しにする
この4点が重要なポイントになります。
また、バクテリアがいる水を保つことも大切です。
ベタは酸素が少なくても生きられる強い熱帯魚ですが、水の変化に敏感です。
しっかり水を管理して、ベタの快適な住環境づくりを目指してあげてください。