アフリカンランプアイとはカダヤシ目カダヤシ科ポロパンチャックス属に入る卵生メダカの一種です。
生息域はアフリカンというだけあり、ナイジェリアやカメルーンに分布し、全長3.5cm程度とやや小型で群れを成す習性があります。
体色は半透明のグレー色で目の上部が蛍光色に光ることからランプアイと名付けられたようです。
水草水槽にマッチし群泳の様が美しいことから購入される方も多いようです。
主に上層から中層を好み、他の魚とも合わせやすい事も人気の理由ですが、その他に値段も1匹50円程度からあり、求めやすさも理由の一つとして挙げられます。
適合する水質は水温が23℃~27℃、ph値が6.5~7.2程度が望ましいです。
アフリカンランプアイの飼育難度は決して高くなく、飼育する水槽の大きさや水質・温度管理が適正であれば十分初心者でも飼うことが出来ます。
早速購入して飼育してみましょう!
アフリカンランプアイの稚魚の育て方は?何が必要?
アフリカンランプアイの繁殖は熱帯魚飼育の中でも比較的簡単です。
産卵に必要な水草があり、条件が整えばオスがメスに対して求愛活動を起こし、やがて産卵します。
アフリカンランプアイは産卵場所に水草を利用するので『ウィローモス』『マツモ』等の、葉が細かく枝分かれしているタイプの水草の方が産卵し易いので、水槽内に設置してあげましょう。
産卵から1~2週間で孵化するので、頻回に飼育水の換水をしてあげましょう。
アフリカンランプアイの稚魚は口が小さいため大きな餌は不向きです。
ペットショップで売られている成魚用の餌は大きすぎるので食べません。
アフリカンランプアイの餌!稚魚は何を食べたらいい?
アフリカンランプアイに限らず稚魚は口が小さく成魚用の餌は大きすぎて食べることが出来ません。
餌は大きく分けて人工餌と生餌に分かれますが、人工餌はフレーク状、顆粒状、タブレット状、パウダー状と大きく分けて4種類になり、稚魚にはパウダー状のものがよさそうです。
パウダー状の餌がない場合はそれぞれの餌を手動で砕いて細かくすることも有効です。
生餌はブラインシュリンプというものがあり、無甲目ホウネンエビ科アルテミア属のエビの一種です。
繁殖させやすい事からアフリカンランプアイに限らず稚魚の餌として大変重宝しています。
まとめ
アフリカンランプアイは一度水に慣れてしまえば体調を崩しずらく、水質や水温管理も比較的容易です。
水質の極端な変化や古い水は苦手なので1週間に2~3回程度水槽の4分の1程度の換水をお勧めします。
親魚が水草に産卵後は1~2週間で孵化しますので、まめに換水をしましょう。
稚魚は口が小さいためタブレットやフレークタイプの人工餌は不向きなため、粉末状(パウダー)タイプの餌をお勧めします。
遊泳層が中・上層なため餌投入後に水面上に浮くタイプを選ぶことも忘れてはなりません(水槽底に沈殿してしまうタイプだと食べてくれない)アフリカンランプアイは見た目の華やかさには欠けますが、照明を落とした水槽内では目の上の蛍光色が良く映え、幻想的な空間を演出します。
皆さんもアフリカンランプアイを群泳させて趣のあるアクアリウムを創造してみてはどうですか?