プラティをはじめとする観賞魚の飼育には、水槽内の状態を保持するための器具がいくらか必要になります。
その中でも、水をろ過して正常な状態を保つためのフィルターは必須アイテムといえるでしょう。
ここでは、ろ過フィルターの種類や必要性、種類別の特徴などについてご紹介します。
プラティの飼育に必要なフィルターとは?
ろ過フィルターには、水槽内にたまるエサの残りや排泄物などを取り除く『物理ろ過』と、水槽内の汚れが原因で発生するアンモニアを分解して飼育に適した水質を保つ『生物ろ過』の役割があるそうです。
種類としては、『外部式フィルター』『外掛け式フィルター』『上部式フィルター』『底面式フィルター』などがあり、飼育する魚などの種類により適したものを選ぶようになるのですね。
その中でプラティの飼育に適しているといわれるのは、『外部式』『外掛け式』といわれます。
『外部式フィルター』は、フィルター本体を水槽の外に設置し水槽内には給水口と排水口のみを入れるタイプで、ろ過能力が高く耐久性があり水槽内にスペースがいらないという利点があります。
音が静かなのも良いところでしょう。
デメリットとしては、水槽の外に設置するスペースが必要であることや価格が高め(5,000~20,000円程度)であること、密閉性があるためエアーポンプを使って水中に空気を取り込む必要があることなどが挙げられるでしょう。
『外掛け式フィルター』は水槽のフチにかけておけるフィルターです。
モーターで水槽内の水を吸いあげてろ過を行う仕組みで、一般的には活性炭のカートリッジを通すことで汚れなどを吸着させる機能を持っています。
設置スペースも取らず、価格も1,000~2,000円程度とお手頃ですので、手軽に使える方法だといえますね。
ただし、カートリッジの取り換えのタイミングが長くても一ヶ月毎くらいになるため、放置しておくと水質がどんどん低下していくこと、ろ過能力が外部式ほど高くないこと、モーター音が気になることなどのデメリットがあるようです。
水槽を設置する場所や飼育する数などに応じてフィルターの種類を選ぶのがいいでしょう。
まとめ
フィルターは水槽内の水環境を維持するために不可欠な器具であることがわかりました。
プラティをはじめとするグッピーの仲間にオススメのフィルターは『外部式』『外掛け式』ということですが、それぞれのメリットとデメリットをよく知った上で一番適したものを採用するのがいいですね。
また、他の種類との混泳をする場合は外部式フィルターが適しているということですので覚えておくといいでしょう。