栄養価の高い食材として知られるドジョウ。
地味なイメージですが、最近ではカラフルな品種が輸入され、チンアナゴのように顔を砂から出す様子が可愛いと、ペットとして飼う人も増えています。
水槽で飼う場合、底に砂を敷いてやる必要があります。
ここで、ドジョウを水槽で飼育する場合の注意点として、底砂についてお話しします。
ドジョウを水槽で飼う際の底砂
厚さについて
ドジョウは、泥の中でもエラ呼吸をして、砂だけを排出することができる身体を持ち、腸でも呼吸ができるので、田んぼや湿地などに生息しています。
ドジョウは砂の中に潜ることで危険などから身を守る習性があるのです。
しかし、何もかも自然に近い環境に揃える必要はありませんが、水槽で飼育する際には、底砂はドジョウが潜れるように厚く敷いてやらねばなりません。
体長が10センチ位ですから、底砂の厚みも5センチがくらいが望ましいでしょう。
逆に薄いとドジョウが砂に潜れずに不安になってしまいますので、しっかり砂を敷いてあげてください。
大きさについて
ドジョウの底砂は、川砂や田砂など、粒に角がなく、小さいものが良いでしょう。
粒が大きいものや、角が尖っていると、ドジョウの身体を傷つけてしまいます。
また、川の砂を攫ってくることもありますが、市販の砂の方が管理がしやすいです。
また、細かすぎる砂は掃除がしにくく、ろ過装置フィルターの目詰まりの原因になりますので、やめておきましょう。
ソイルは水をろ過してくれるように作られており、掃除がしやすいのでお勧めですが、元々細かい砂を加工しているので、2年くらいでドロドロに崩れてしまいます。
掃除がしやすく、角のない砂を選んであげてください。
まとめ
ドジョウは、砂の中に隠れて身を守る習性があります。
ですから、ドジョウを水槽で飼うには、ある程度底砂を厚く敷いてやる必要があります。
底砂は角のない粒の小さいものを選んで下さい。