エンゼルフィッシュが沈む病気って知っていますか?
何が原因で沈むのでしょう?
どうすれば治るのでしょうか?
少し調べてみましょう。
エンゼルフィッシュが沈むのは転覆病という病気!?
エンゼルフィッシュが水槽の下に沈んでしまい浮き上がって来なくなるのは転覆病が考えられます。
転覆病とはお腹を上にして逆さまになった状態で水面に浮かんでいる状態になったり、真横に向いたままだったり、底に沈んだままだったりします。
特に多いのがお腹を水面から出して浮かんでしまう症状でその姿から「転覆病」と表現されます。
秋冬に起こりやすいのが特徴で、エンゼルフィッシュだけではなく体の丸い金魚等にも同様の症状が現れることがあります。
転覆病を発症する原因として多くあげられるのは消化不良、水温変化、水質悪化などがありますが、決定的な原因を特定するのは困難なようです。
しかし、発症する前後には必ず何かの変化がある場合が多く、秋から冬にかけての発症例が多いことから水温の低下が引き金になることが可能性が高いと言われています。
また、餌を与えた直後に発症することから原因の殆どは消化不良ではないかとも言われています。
この場合は水温低下によって消化器が弱っているところへ動物性蛋白質を多く含んだ餌を過剰に与えてしまった事が原因ではないかとみられています。
他にも水質の悪化なども疑われますが、発症前と後で何が変化があったかを探ると原因がわかるかもしれません。
転覆病で魚が大事に至るかですが、転覆病は一般的には消化器系の異常とされ、その症状自体が原因となって大事に至ることはありませんが、逆さまになってひっくり返ってしまった場合、お腹が水面から出て常に空気に触れている状態になるためその部分が炎症を起こしてしまい、炎症を起こした部分から他の感染症にかかってしまうことがあり、転覆病になってしまったエンゼルフィッシュは免疫力も低下しているので、感染症が悪化して大事に至る事があります。
転覆病にかかってしまったエンゼルフィッシュを見つけたらすぐに水槽を別にしてあげましょう。
これは転覆病が感染するとかではなく弱ったエンゼルフィッシュは他の仲間に突かれてより弱ってしまうのを避けるためです。
消化不良が原因となっている場合が多いため隔離後は絶食が基本です。
治療法として0.5%濃度の塩浴で、浸透圧を調整することによって改善されることがあるようです。
この塩浴方で使うのは食塩ではなく塩なので注意しましょう。
まとめ
エンゼルフィッシュが沈んでしまうのは転覆病が原因らしいということがわかりました。
転覆病はなぜ起きるのかまだはっきりとした原因はわかっていませんが、エンゼルフィッシュの飼育環境が変わった時などに転覆病にかかりやすいので普段から観察していることが大切ですね。