ベタを飼うために必要なものを聞くと、ショップでライトを勧められます。
そこで、ベタにライトがなぜ必要なのか、疑問に思う方のために少しお話ししていきます。
ベタの水槽にライトが必要な理由は?
ベタの水槽にライトが必要な理由は、ズバリ、水草のためです。
ベタはマグロのようにずっと泳いでいることはできません。
寝る場所や休むための場所が必要です。
水槽内にに休むための場所を作ってやると、そこに隠れて、体を休めることができます。
また、そうすることで、ストレスを軽減することができます。
そのために、水槽に浮き草などの水草を入れてやる必要があります。
その水草に、どうしても光が必要なのです。
水草は植物ですから、光を浴びて光合成をしなければ腐ってしまいます。
それは、結局、水質悪化につながり、ベタの病気にもつながってしまいます。
しかし、窓際など直接太陽光が当たることはベタにとってストレスでしかありません。
ですから、水草を良好な状態に保つために、水槽にライトが必要なのです。
ちなみに、水草はヘアーグラスや、アナカリス、ウィローモスなどがよいでしょう。
ベタはヒレが繊細ですので、葉の硬いアヌビアスやミクロソリウムは入れないで下さい。
phを下げるためにはマジックリーフも良いでしょう。
また、ライトをつけないで飼育したい、という方には人工水草をお勧めします。
お手入れが簡単で、底砂も必要ありません。
ベタの水槽のライトをつけておく時間は?
つけっぱなしはダメなの?
ベタは夜行性の熱帯魚ではありません。
水草の光合成に必要なライトですので、長時間つけておく必要はないのです。
夜、ベタのゆらゆらと泳ぐ姿を楽しみたい方は、寝る前にはライトを忘れずに消してあげましょう。
つけっぱなしにするとベタは眠れません。
休ませてあげるための場所なのですから、確実に消灯してあげましょう。
まとめ
ベタにライトがなぜ必要かというと、ベタは、直射日光が当たる場所はストレスになります。
水槽に水草を入れ、休憩場所を作ってやることが環境を整える上で必要になってきます。
その水草のためにライトが必要なのです。
また、ベタは夜行性ではありません。
人間と同じで、暗くならなければ眠れませんので、夜寝る前に必ずライトを消してゆっくり休ませてあげましょう。