魚を飼育していれば、ほとんどの人が使っている赤虫。
自然の世界でも様々な魚が捕食しているくらい魚にとっては大好物です。
ディスカスを飼い慣れている人で赤虫しか与えない飼育方法の方も多いと思います。
今回はこの赤虫の与え方や量についてお話していきたいと思います。
ディスカスに赤虫を与えて健康的な体をつくる!?
赤虫を好んで使う理由としては、肉付きがよく大きくなるために健康的な体づくりが期待できる事が大きいと思います。
他には、水槽内の水が汚れにくいなどの理由で好まれる場合もあります。
もちろんこれは、赤虫の与え方や量にもよって変わってきますが、適量を与えていれば無駄に水質を悪化させずに済みます。
自然界でも赤虫は好んで食べられるため食性に合っていて、栄養的なことも人工飼料と赤虫ではあまり大差がないようです。
実際、赤虫で育てたディスカスは体が引き締まっている場合が多く、健康的な見た目のディスカスになりやすいです。
また内面的なことでは好物を食べることにより、成長ホルモンが分泌されて栄養の吸収率もあがり、効率よく栄養を得られるようです。
赤虫はディスカスにとって食べやすく、食べ残しが少ない為に与えやすいと思います。
ただし、気をつけておかなければいけない事があります。
それは赤虫の殻は消化しづらい為に、あまり与え過ぎると消化不良の原因となります。
お腹が妙に膨れているディスカスは、赤虫の殻を消化しきれずにお腹にたまっている事があります。
サイズの割にお腹だけ膨れ上がった見苦しいディスカスになってしまう恐れがあります。
赤虫を食べる量やペースはどれくらい?
市販で売られている赤虫のエサは、よくキューブ状で連結している形のものがあります。
個体差やお腹の膨れ具合にもよりますが、平均的には1日2キューブ以上は軽く食べます。
与えるペースは1日に3~4回くらいが良いでしょう。
1回に与える量の目安としては、5~10分くらいの時間で食べきれる量が良いと思います。
あまり1回に与え過ぎてしまうと、食べ残してしまい水質に影響が出てしまいます。
また、1回の量が多すぎてしまうと、たとえ食性が合っていても赤虫の殻は消化しにくい為に、消化不良となりお腹が膨れ上がってしまいます。
これも個体差や環境によりますが、赤虫は決まったサイクルで与えるのではなく、食べるペースやお腹の膨れ具合を観察しながら与える事がよいでしょう。
成魚のディスカスは2~3日エサを食べなくても大丈夫なため、与える量や回数を増やし過ぎた場合はエサを与えない期間を設けることで調整していくことが良いかもしれません。
まとめ
- 赤虫は肉付きがよく大きくなるために健康的な体づくりが期待できる
- 成長ホルモンが分泌されて栄養の吸収率もあがり、効率よく栄養を得られる
- あまり与え過ぎると消化不良の原因となる
- 平均的には1日2キューブ以上は食べる
- 1回に与える量の目安としては、5~10分くらい