ビーシュリンプは体調2~3㎝程度、様々な色や模様のバリエーションがあることで人気のある観賞エビです。
もともとは香港に生息していて、日本では20年くらい前から流通しはじめたそうです。
原種には体に茶色や黒色の3本の帯模様が入っているものが多いのですが、模様がはっきり入っているかどうかなど個体差が大きいようです。
品種改良が盛んにおこなわれており、大きく分けると『レッドビーシュリンプ』『ブラックビーシュリンプ』『ブラウンビーシュリンプ』がよく流通していますが、他にもクリームやターコイズなど様々な色の個体が存在します。
それに加えて模様入り方の違いでさらに細かく種類が分かれるということで、一時期ブームになった時は、模様によっては一匹10,000円を超える個体もあったとか。
ちなみにレッドビーシュリンプは、日本のビーシュリンプ愛好家の鈴木氏が買っていたものの突然変異で誕生したのだそうです。
ここでは、そんなビーシュリンプの模様のバリエーションについて、人気のものや価格帯などをご紹介します。
ビーシュリンプのモスラってどんな種類!?
ビーシュリンプは、腹節部の模様によって様々な名前がつけられています。
基本形といわれる3本の帯模様『バンド』、胴部分の模様が斑点状なのが『日の丸』、胴部分の帯模様がトラ模様のように枝分かれするのが『タイガー』、上から見ると道路標識の進入禁止マークのように見えるのが『進入禁止』、頭に斑点があるのは『丹頂』、胴部分に白い斑点があるのが『麻呂』、帯模様が4本になるのが『紅白4バンド』など、見た目の特徴でユニークな名前がつけられています。
その中も『モスラ』は、胴体部分に模様がなく白一色でカイコの幼虫のような見た目からその名前がつけられており、背中部分に模様が入ることで『日の丸モスラ』『麻呂モスラ』などのバリエーションができるようです。
モスラといえば、映画『ゴジラ』に登場する芋虫のような姿をした怪獣のことですが、それをこの種類の名前にするなんて面白いですよね。
それだけ希少な種類なのだということでしょう。
ビーシュリンプのモスラの価格は!?
ビーシュリンプの価格は、模様の入り方(表現)や色の濃さ(グレード)により、100円程度から10,000円以上になるまで大きく変動しています。
ブーム時には何十万円にもなる種類がいたということですから驚きです。
価格には模様だけでなく最近では色の濃さが重視されるようになっており、まるでペンキで塗ったようなくっきりしたものが高価になるそうです。
その中でもモスラは価格帯の上部に分類され、バリエーションによって1,000円~15,000円程度の幅で販売されるのが一般的であるようです。
(エビ)ビーシュリンプ 白黒バンド モスラ(3匹) https://t.co/51CXj1EAfY pic.twitter.com/xFVpLhqABN
— アクアリウム生体・器材の検索サイト (@uotch_) 2017年7月22日
まとめ
小さな観賞エビのビーシュリンプですが、観賞魚と同じく品種改良が重ねられた結果、様々な色や模様の種類が生まれてきたコレクション性のあるものなのですね。
その中でもモスラは架空の怪獣の名前が付けられており、それだけではイメージがわかない方もいらっしゃるかもしれませんが、希少な種類として人気があるようです。
2~3㎝程度の観賞エビですが、ものによっては一万円を超える価格になるのには驚かされますね。
たくさん飼育して自分で珍しい品種を繁殖させる愛好家もいるようですが、初心者はお手軽価格の個体から飼育をスタートさせるのがよさそうです。