ミナミヌマエビは、アクアリウムでの観賞用として人気があります。
その人気の秘密は、飼いやすさと繁殖のしやすさなどがあげられます。
産卵して稚エビが生まれると、また産卵と、1匹のメスが複数回産卵を繰り返すので、比較的繁殖はしやすいです。
さて、そんなミナミヌマエビを繁殖させやすいといっても、様々な心配が出てきます。
中でも卵の色の変化です。
黒色や白など色の変化に戸惑うことがあると思います。
ここで詳しく説明していきたいと思います。
ミナミヌマエビの卵の色が白いけど大丈夫?
水温が20℃前後で安定すると、季節を問わず卵を産みます。
産んだメスのお腹の下に抱卵された状態で、2週間から1か月ほどで孵化します。
ミナミヌマエビの卵は、最初は黒い色ですが、だんだんと白っぽくなり、最後は、透明な色へと変化していきます。
色の変化は、順調に育っている証なんですね。
ミナミヌマエビの卵が透明なのは順調な証拠
ミナミヌマエビの卵が透明なのも順調に孵化に近付いている証拠です。
色が薄くなってきたら、稚エビの誕生までもうすぐです。
徐々に卵の透明度が増して、卵の中に目が見えるようになります。
水質やえさによって、卵の色が緑色や褐色したような黄色に見えることがあるので、あまり心配する必要はなさそうです。
ただし、メスの身体から卵が離れてしまい、日に日に卵の数が少なくなっていくことがあります。
これは無精卵などを捨てていたり、水質の悪化や水温の低下・上昇、あるいは、何かのストレスによって卵を落として育児放棄のような状態になっていたりするからなんです。
できるだけ、ヒーターなどをうまく使って、水質を保ってあげるようにしましょう。
まとめ
初めてミナミヌマエビが抱卵するときは、嬉しくてわくわくしますよね!
産まれてきた卵は、メスのミナミヌマエビがお腹に抱えて大事に守り続けます。
孵化を成功させるためにも、産卵期には、できるだけ水質を保ってあげることがとても重要です。
また、ほかの魚といっしょにすると、孵化がうまくいっても稚エビが食べられる危険があるため、ほかの魚とは別の環境で行った方がよさそうです。
卵の色が変化して、無事に稚エビの誕生を見られるといいですね。