ヤマトヌマエビに限らず、エビ類は脱皮をします。
幼生期には9回もの脱皮を繰り返して成長するといわれています。
ヤマトヌマエビは淡水域で産まれたら、海へ向かいます。
その後海で成長して、川を遡上する両側回遊型といわれ、鮎にも同じような習性があります。
この習性があるために、他のヌマエビ類と違い飼育中の繁殖は難しくなります。
ミナミヌマエビは淡水で産まれ育ちますから、飼育時の繁殖は簡単なのです。
ここからはヤマトヌマエビの脱皮の失敗の理由について対策方法と合わせてご紹介しましょう。
ヤマトヌマエビの脱皮が失敗した!?
エビは脱皮しますが、中には脱皮不全といって、うまく脱皮することが出来ない個体がいます。
エビが成長するにはカルシウム分を必要とします。
これが不足してしまうことによって、脱皮不全になってしまうのです。
この対策としては水槽の中に貝殻やサンゴ砂を少々入れてあげると良いでしょう。
これらはカルシウム分を含みますから、水に溶けたカルシウムで補給することが出来るのです。
ヤマトヌマエビが脱皮を失敗するのは水質が理由?
ヤマトヌマエビが脱皮を失敗するのはカルシウム不足だけではありません。
水質が悪いことも原因になります。
脱皮したけど亡くなってしまった!と経験がある方もいらっしゃると思います。
水質が悪いとヤマトヌマエビは適応しようと脱皮するのですが、結局は亡くなってしまいます。
この場合は脱皮が原因ではなく水質の悪化が原因になりますから、十分注意しましょう。
まとめ
このようにヤマトヌマエビの脱皮の失敗と対策についておわかりいただけたかと思います。
失敗するには原因があります。
脱皮不全と水質の悪化とそれぞれに対策はありますが、ヤマトヌマエビにとっては水質の悪化は生命の危機になります。
ですから、水質のチェックは定期的に行ってください。
放っておくと全滅してしまう可能性もありますから注意しましょう。