同じナマズ目に属しているコリドラスもプレコは、見た目も似ているし、食性の違いはあるとはいえ似たような餌を食べるので、混泳させることはそれほど難しくはないように見えます。
コリドラスもプレコも底棲魚ですから、遊泳魚などと組み合わせることで、水槽内もにぎやかになりそうです。
さて、ではこの2種類は本当に混泳させても大丈夫なのでしょうか。
コリドラスとプレコの混泳について
コリドラスとプレコは似て非なるものと考えたほうが良さそうです。
コリドラスとプレコはそれぞれとても種類が多く、その生態も実に様々です。
とはいえ総じて言えるのは、コリドラスには小型種しかおらず、性格も非常におとなしいことです。
逆にプレコは種類によって、1mを超える大型種がいたり、とても混泳させられないほど気性が荒いものがいます。
では、この2種類の混泳は出来るものなのでしょうか。
混泳させる場合において、一番気をつけなければならないのは、おとなしい性格のコリドラスのことをよく考えてあげることです。
プレコと同じように低層を好む熱帯魚ですから、混泳させるプレコの種類によってはコリドラスはひとたまりもないからです。
混泳させるプレコを選ぶ場合は、まず小型種を選ぶ、そしておとなしい性格の品種を選ぶということです。
ブッシープレコなどは比較的おとなしく、小型種ですのでコリドラスとの混泳に向いているプレコといえるかもしれません。
また、流木などを立体的に配置するなどして、プレコとコリドラスの遊泳層を分け、お互いの姿が常に視界に入らないような配慮も大切です。
餌については、プレコの食性に注意する必要があります。
コリドラスは雑食性のため、動物性、植物性などはあまり問題になりませんが、プレコは草食性のため動物性の餌ばかりを与えていると腸が詰まってしまうなどの症状が出てしまう場合があります。
こうした点を踏まえて、餌についてはプレコを中心に考えてあげることが大切です。
まとめ
コリドラスとプレコは、生息域が重なっていますが、性格は全く違うため、実際のところは互いを混泳させるには色々な注意と配慮が必要になります。
どうしても混泳させたいという場合は、それぞれの性格や食性をよく考えて、コリドラスやプレコの種類を選ぶことが大切です。