ソラスズメダイを飼ってみようとなったとき、アクアショップなどで購入することも一つの方法ですが、自分で採集したソラスズメダイを育てるというスタイルも熱帯魚飼育の楽しみ方の一つといえるでしょう。

ソラスズメダイは、本州から九州までの沿岸に生息しており、漁港や防波堤など深海に潜ることなく採集することができます。

このような採集場所のなかで「タイドプール」と呼ぶ潮溜まりが初心者向けのスポットとして人気を集めています。

ソラスズメダイ 採集

ソラスズメダイの採集にオススメ・タイドプール

ソラスズメダイの採集スポットとして人気のタイドプールは、潮の満ち引きでできた磯の潮溜まりです。

タイドプールは、潮が満ちている満潮時に海に沈んでいた岩の窪みが潮の引いた干潮時にあらわれ、プールのように海水が溜まっている場所を指します。

タイドプールでは、春にはメバルの幼魚やタツノオトシゴ、秋にはテンジクスズメダイやサザナミヤッコと春夏秋冬を通じて、さまざまな生き物と出会うことができます。

7~8月にかけての夏のシーズンが最もタイドプールがにぎわう季節で、ソラスズメダイをはじめとするスズメダイの仲間やフウライチョウチョウウオなどを採集するチャンスです。

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比較的安全にソラスズメダイを採集できるタイドプールですが、採集するには必要な道具や方法、注意すべきことがあります。

必要な道具として、網と蓋つきのバケツ、着替えや長靴などが必要最低限として挙げられます。

熱帯魚用の網を2本利用して追い込むように採集しますが、浅いタイドプールでは軽く短い網の方が便利で取り扱いしやすいでしょう。

蓋つきのバケツは、採集したソラスズメダイを持ち帰るときに使用しますが、移動距離によっては魚にストレスを与えないためにも、エアポンプやろ過器などの用意も必要です。

その他、懐中電灯や応急手当キット、食料品や飲料水などもあると良いですね。

危険が少ない浅瀬のタイドプールとはいっても、海という自然のなかで採集するわけですから、万が一のアクシデントには備えるべきでしょう。

小さな子供たけでは行かせずに必ず保護者と一緒の行動が大切です。

まとめ

ここまで、ソラスズメダイの採集場所や採集方法についてみてきました。

干潮時のタイドプールでおこなうソラスズメダイの採集は、網を用いて楽しめながらできる採集方法です。

磯採集のルールとマナー、ケガに注意してソラスズメダイと触れあってみてはいかかでしょうか。

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